この子に出会ったのは
3/26
他の収容犬の接見に行った時
隅っこの犬舎の奥で
静かに座っていた
声をかけると 静かに寄ってきて
私の手に触れ
また、静かに犬舎の奥へと戻っていき
座っていた
捕獲されたエピソードを聞いていたから
飼い主が迎えに来ることはないと分かっていた
でも
私には 中型犬を保護できる余力がなかった
【私には保護できない】
現在保護できるのは小型のみ
【私には保護できない】
なのに
出会ってしまったあの子が
この手で触れたあの子が
もう、頭から離れず、、、、
登録していない個人ボラ
県外のボラ団体
横の繋がりで可能な限り
情報を共有しながら
1匹でも多くの命を繋げたくて
時間、キャパ、病院など
それぞれの限界を超えて協力し合ってる
だけど
次から次に収容されてくる犬たちに
どこも手一杯の中で
どんなに調整しても
保護できるキャパが作れず
でも
「だから諦めるしかない」なんて
どうしても出来なかった
「この子を迎えることが出来る人を探す」
それが、【現状の私に出来ること】だった
諦めたら終わる
諦めなければ
助けられるかもしれない
自分には保護できないのに無責任だ！と言われようとも
この子が助かる道を探さずには居られなかった
「どこどこの団体に言えば助けてくれると思いますよ」などのアドバイスの電話も数件あった
が、どこの団体も自分の県の保健所収容の犬を
なんとか助けようと奔走している中
他県の犬にまで保護できるキャパや余裕なんてないのは分かってる
もし、「うちで保護できます！」と
自ら手があがるなら任せることは出来るが
こちらから、頼み込むのは違うと思った
私自身が、保護依頼の電話に困っているから
その苦悩が分かるから。。。
何とか助けよう！！！と数件メールやお電話もいただきました
しかし、飼育環境や経験、年齢など
あの子を飼育するには厳しいのではないか、、、と
私が感じた方には
その環境に合うような子を是非迎えてあげて欲しいと
伝えた
きっと、たくさん、悩んで悩んで
自分に何かできるかも！とメールくれたんだろうな、、、と分かるから
気持ちは凄く有難くて嬉しかった
でも、、、きっとこのお家には
この子を迎えることは負担になるのでは、、、、と
感じてしまったら
いくら助けたいと思っていても
「ありがとう！ 」と簡単にバトンタッチすることは
私には出来ない
期限ギリギリになろうと
諦めずに声をあげようと決めていた
そして
ついに
福岡県内より
以前も捨てられてた犬を迎えて
30kgの雑種犬を18歳まで大切に室内飼育して
看取ったという方から
4/18は 看取った愛犬の命日だ、これも何かの縁かも
と、
問い合わせがきた！！！！
他にも
もしも、この子が行き場が決まらなければ
うちにおいで
家族になろう！と
家族になろう！と声をかけてくれた方もいて
どんなに心強かったことか。。。。
そして
4/18
さあ！ 一緒に帰ろう！！！
静かに首輪も付け替えさせてくれた
犬舎から出る時も、少々リードは引いたけど
そこまで強くはなかった
センターから外に出て
私の車の後部に積んできたクレートに
自分でジャンプしてさっと乗り込んだ
(⊙⊙)!! きっと、前の飼い主とこうして車でお出かけしてたんだろうな、、、、、
そのまま、大人しく車に乗り
全く吠えることも無く
到着したのは
家族の介護中で、預りをお休みしていた
オジサン宅！！！
一旦オジサンに預かってもらって
少し様子を見てから、譲渡先に連れていこう！と
短期間、預りを復活してくれた
オジサンは
オヤツを準備して待ってくれてた
手からオヤツをとる この子の様子が
とっても優しくて
なんだか切なくなった
さっそく、散歩に行ってみよう～と
連れ出してくれたが
ひとまず、犬舎に入れて
様子を見よう、と
明日 4/20
福岡市から この子を迎えたいと声をかけてくれた方が
会いに来てくれる
私も予定を変更して同席する
そして、迎える準備が整えば
私が、ご自宅までお届けして
バトンタッチ( ◜ᴗ¯)🤝(¯ᴗ◝ )
保護して終わりでは無い
そこから この子と歩んでく時間が始まる
（おばちゃんとお庭を散策中）
生きてるって
それだけで 素晴らしい
チャンスも奇跡も
生きてこそ
たくさんの方々が
拡散してくれたり
声をかけてくれたり
ほんとにほんとに
ありがとう
人の優しさが
心に沁みました
最後のバトンタッチの様子まで
きちんと報告します
最初に保健所で出会った時の不安そうな顔
こんな顔をさせないように
そして
この子を迎えてくれる里親さんも
「この子と出会えてよかった」と
思って貰えるように。。。
明日の面会の様子も
報告するので
一緒にこの子の【これから】を
見届けてください
ほんとに
ほんとに
ありがとう！！！