空の青、山の白昔、なんかものすごく大きな失恋をした時に、空がよく晴れていて、空の青がとてもあざやかなところへ真っ白に雪をかぶった富士山が正面に見えた。実際の距離はとても遠いのに、やけに間近に見えて、なぜか、涙が出た。今はその恋の相手の顔もほとんど思い出せないくらいに遠い過去になってしまったのに、その時見たビジョンだけがいまだにはっきり、記憶に残っている。人の記憶って、不思議。えみ