虹の橋を渡りました | ボクはしし丸(WコーギーP)ですワン!

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ガウガウお坊ちゃん、しし丸との日常&ししとーの雑記帳

11月28日 午前3時15分に、愛犬しし丸が息を引き取りました。

12歳5ヶ月でした。

 

10歳を超えた頃から衰えは見られるようになりましたが、年齢を考えるとよく歩くし、よく食べる。

宅配のバイクやトラック、折り合いの悪いワンコさんを見ると、もちろんガウガウ!

 

今年の10月17日の夜までは、そんな生活が続いていました。

 

22時過ぎ:突然痙攣発作を起こして倒れる。すぐに夜間病院へ。

     今回だけの発作なら大丈夫だが、頻繁に起こるようなら危ないとのこと。

     朝まで睡魔と闘いながら付き添う。

     その間、軽い発作が2回。立ち上がれない、すぐに転ぶ。

翌朝:かかりつけの病院で血液検査、レントゲン検査等をするも異常無し 

      → 脳腫瘍の可能性が高い → MRIの予約

        発作を起こさないための薬とステロイド錠剤を処方される。

10月19日:専門機関でMRI検査 → 数時間後に脳腫瘍が確定。

     余命1ヶ月。2ヶ月はもたないとのこと。

10月20日:かかりつけ医と相談

 

選択肢①外科手術 → 完全に腫瘍を取り去ることは難しい。

           成功しても、放射線治療(全身麻酔)を続ける必要あり。

   ②投薬のみ → 脳腫瘍が治ることはない。発作を抑え、最期までなるべく生活の質を保つ。

 

様々なことをトータルで考えて、手術をしない選択をしました。

相談しながら涙が溢れて止まりませんでした。

 

薬が効いてくれているおかげで、翌日から元気なしし丸が戻ってきました。

週に2回の通院、いろんな検査が続きましたが、

歩き回り、走り回り、食べまくり! 怒りまくり! 甘えまくり!

 意識もはっきりしています。歳を取っても年齢を感じさせない顔や身体

 相変わらずのイケメンです!

 

「本当にあと1〜2ヶ月で死ぬのか? 信じられん!!」

 

ただ、ステロイドの副作用で、異常に水を飲むようになりました。

これまでの2〜3倍ほど。

もちろんオシッコもジャンジャン出します。

 

ちょっとしたことでガウガウすることが増えてきました。

手脚を触ったり、首輪を外したり、抱っこしたりする時に何度か咬まれました。

元々ガウガウお坊ちゃんでしたが、これまでとは明らかに怒り方が違います。

外からは分かりませんが、頭の中では徐々に腫瘍が大きくなって、しし丸を苦しめているのでしょう。

 

終活を始めました。

遠出はできないものの、思い出の場所に行き、いろいろな人と触れ合いました。

元気なしし丸を目の前にして、もうすぐ死ぬなんて皆さんは信じられないようでした。

私も信じたくありませんが、じきに訪れる現実と向き合いながら生活しました。

 

道満の土手で

 

11月27日にその時が来ました。

午前9時頃に痙攣発作で倒れました。鼻からスプレー状の薬を投薬。

15分ほどで落ち着いてくれましたが、もはや歩くことはおろか、立ち上がることもできません。

立ち上がろうとしても、踏ん張りが効かずに倒れてしまいます。

目を閉じているか、開いていても焦点が定まらない虚ろな眼。

私のことが見えているのか見えていないのか?

 

午後1時頃に目が合いました。

さっきまでよりも明らかに眼ヂカラがあります。

オレを見てくれているのか?

オレの声が聞こえているのか?

分かってくれてるのか、しし丸?

 

もちろん何も食べられません。口の隙間から水を注ぎ込みます。

 

その日は一日中触れ、見て、聞いて、抱いて過ごしました。

常に息が荒く、手足が震えています。

長時間一緒に横になっているうちに覚悟が固まりました。

 

「お前は精一杯生きた」

「これ以上頑張らなくていいぞ」

「早く楽になってくれ」

「オレが起きているうちに逝ってくれ!」

「今までありがとう」

 

夜中の3時過ぎに、息がものすごく荒くなりました。

妻を呼びに行きました。

私の腕の中で、しし丸は静かになりました。

息をしていません。心臓も止まったようです。

手足も全く動いていません。

 

11月28日の午前3時15分、しし丸は虹の橋を渡りました。

 

抱き上げてみると、しし丸の身体から全ての力が抜け切っていました。

具合が悪い時でも、体には力が張り詰めていたのに・・・

 

「しし丸、今までありがとう」

「お前みたいにイケメンなクソガキはいない」

「世界一の自慢の息子だったよ」

 

泣きながら、しし丸に話しかけました。

妻も同じでした。

 

ブログから数年間遠ざかっていた理由は仕事が忙しかったこともありますが、他のコギさん達の訃報を目にしたくなかったこともあります。

 

ブログを通じて仲良くしてくれた方々のコギさんのほとんどが、しし丸よりも年上だったから・・・

 

実は2022年の3月末に退職しました。

退職の理由はここでは触れませんが、4〜11月までこれまでに無いぐらい、しし丸と触れ合いました。

これまで出来なかった平日のロング散歩、動物病院の検査や通院・・・etc

 

悲しみはまだ残っていますが、かなり癒えてきました。

この記事を書きながら今も涙が滲んでいますが、やれることはやり切ったので、心残りはありません。

 

子どもの頃から犬に縁がない環境で育ち、興味もなかった私。

犬は好きだが子どもの頃から縁がなかった妻。

 

15〜16年ほど前からコーギーを意識するようになりました。

 

「なに、この変わった犬?」

「脚、短かっ!」「胴長っ!」「シッポないの?」

 

それが「可愛い」に変わるまで、時間はかかりませんでした。

 

妻「今日、可愛いコーギー見たよ」

私「オレなんて、3匹見たよ!」

妻「いいなぁ」

 

なんて他愛もない会話が日常になりましたが、可愛いだけでは犬は飼えません。

 

14〜15年前から

「コーギーなら飼ってもいい」と思うようになりました。

最近は買ってませんが、雑誌「コーギースタイル」の購入を始めたのもその頃でした。

最新号だけでなく、バックナンバーも5〜6冊注文するほど、コーギーにのめり込みました。

コギブログも覗くようになりました。

 

近くのペットショップでコーギーの子犬を見て、

「メチャクチャ可愛い!」

「でも、この子じゃない・・・」

こんなことが2年ほどで5〜6回。

 

そして、12年前のしし丸との出会い。

2010年8月1日。

電流が全身を通り抜けていくような感覚が!

「この子だっ!!」

「こいつなら、何があっても、最期まで責任をもって世話をする!」

 

2010.6.16  〜 2022.11.28

精一杯生きてくれました。

子どものいない私たち夫婦にたくさんの喜びや幸せをもたらしてくれました。

 

コギスタやコギブログの常連さん達・・・私から見たら芸能人みたい?

ブログを始めたことをきっかけにして、多くのコギさんや飼い主さんと交流することができました。

喧嘩っ早くなったこと、仕事がものすごく忙しくなったことにより、ブログ更新やオフ会への参加は減っていきました。

 

そんな中でも我が家の中心には、いつもしし丸がいました。

太陽みたいな存在です。

とにかく自慢の息子でした。

たくさんの思い出をありがとう。

 

これからも、ずうっとずっと、大好きだよ!!

 

皆様、ワンコさん達に幸あれ!