私宛に、以下の様な事が書かれたメールが送られてきました。

※差出人は葵東氏とは別の匿名者です。

内容のほとんどが特定の人物に対する評価について書き綴られていたので、ポイントの部分だけ抜き出しました。

(漢字の間違いの訂正をして、文章も読みやすい様に一部整えています)


NATROMさんの発言姿勢について医療人権などへの著しい配慮の欠落から、厚生労働省と日本内科学会からトンデモ扱いされている問題児です」

NATROMさんの仲間であれば、警察や障害者の人権団体に相談するので後悔のないご判断に基づく行動をご忠告します」




私を訴えると予告されたので、確認の為に厚生労働省健康局疾病対策課の担当者である岩佐さんにNATROMさんへの評価が本当かどうか確認をしました。

(電話の音声を録音して書き起こしました。お答え頂いた内容を他者に伝える許可も頂いています)




<岩佐さんの答え>

「これに関しては、医学的な見解がどうなのかということで、それぞれの方がお互いの主張を出し合われていると把握しています。私たちの方で、原則として、これが正しい、これが間違っているといった判断をするということは、特に科学的な見解においては、審議会等を開かない限りはありません。

少なくとも、NATROMさんが本当にお医者様かどうかとか、そういったこともはっきり分からない中で、分かっているのはHP上の書き込みだけです。そういった事だけで、我々が医師としての適性であるとか、その事の良し悪しを判断するという風なことは原則的にはないです。



我々から、NATROMさんの発言に対して、それは間違ってるとか、取り消しなさいとか、基本的にはそういった言及をすることはありません。逆に、医学の世界の中でそれが正しいですよと言う場合にも、かなり慎重にさせて頂いております。化学物質過敏症に関しまして、今のところ私たちの方で、これが正しいですよとか、これが間違ってますよとか、そうした事を言ったりというのは私が把握している範囲ではありません」




また、厚生労働省がNATROMさんをトンデモ認定したという根拠として、次の様な事もネットで書かれていますが、


「化学物質過敏症(本態性環境不耐症)について根も葉もないことを言われたら厚生労働省の方へお問い合わせください。「健康局疾病対策課アレルギー疾病係」と交換に伝えれば担当が出ます。なお「化学物質過敏症は医原病だ」となどと主張する医者がいたら「学会を除名されるはず」が厚労省の見解です」

https://twitter.com/aoi_azuma/status/345333020611465216




これに関してもその様な見解を出したのかどうか質問をしました。

<岩佐さんの答え>

「当省の方として、この件(NATROMさんの人物評価)に関して公式な見解というのをお出ししたことはありませんし、特定の方のご意見をこれが正しいと認定したこともありません。厚生労働省と学会との関係についても、厚生労働省の傘下に学会があるというのでもありませんし、我々の方が除名しろと言ったら除名するというものでもありません」



(最終的にまとめると)

「厚生労働省として、(化学物質過敏症に対する)見解について、それが正しいかどうかということの判断というのは、特に科学的根拠等々についての面では行っていません。NATROMさんをトンデモだと言及していませんし、基本的にその様な評価は行いません」




とのことです。一部で伝えられている話とは、どうやら違っていることが分かりました。



また、日本内科学会にも質問しましたが、


「学会として、特定の医師に対してトンデモ認定したりすることはありません」

「日本内科学会に所属する医師が医原病かどうかについて言及しても学会を除名されることはありません」


とのことです。


(追記)

「日本内科学会は、化学物質過敏症の診療ガイドラインを作成しておらず、どういう見解が主流かどうかなどの判断についても学会として出していません」


日本内科学会から頂いたご返答についても、同学会事務局の承認を得て記載をしています。