保守系が安定多数を占めている時代は、この役職配分は秩序のある、暗黙のル

ールがあったようです。概ね4期以上の議員さんが「年功序列」に近い感じで、

4期の間を大過なく過ごしていればOKみたいな感じでした。選挙を勝ち抜いて

きた議員さんというのは、その賛否はあるにしても、人柄的には、「良い人」

が多いと思います。それは党派を超えての話です。

ですから、年功序列でも議長になっていただくことは問題なかったと思います。

社会全体がそうだったように、議会も同じだったんだと思います。失礼な言い

方かもしれませんが、民間企業でも、年功序列の人事で、部長や取締役までは

なんとかいける時代があったと思いますが、似ているような気がします。

しかしながら、社会のさまざまな環境の変化の中で、どうでしょう??

政治の世界も大きく、本当に大きく変化しています。保守政党、革新政党。

本当にそうなんだろうか??って思うのが今日この頃です。


わが国で最も革新的な政党は、間違いなく自由民主党だと思うのは私だけでし

ょうか??

世の中の「生の情報」を最も持っているのが政権政党である自由民主党だから、

それに、シビアに反応するようになっています。過去のさまざまな苦労や政治

的敗北に学んだ結果だと思います。これはまたゆっくり書かせていただきます

が、政治を取り巻く環境が大きく変化し、それに順応できるかどうかがこれか

ら我々に課せられた大きな課題だと思います。

私どもの会派は、その行動力、忍耐力、政治信条等々を勘案して、4期といわ

ず3期でもやる気があれば挑戦すべきということで、中村実議員が挑戦したい。

最後までがんばるということで、応援体制をしっかり構築しようということに

なりました。

今までの中村議員の政治的な動きは、先輩議員の過去のしがらみや、理屈で押

し付けられがちな話も、自分の意見を貫く、あるいは市民感情を優先するとい

う、市民派の代表として姿勢を確立しておりました。議員の日ごろの言動の中

に「サイレントマジョリティ」という言葉が出てきますが、まさに声なき声を

代弁したいというのが、議員が政治家を志した根底にある立派な信念だと思い

ます。

まさに今の行政や政治の世界では、「言ったもん勝ち」の風潮がどうしてもあり

ます。そうではないところに真実があり、さらには、本来の姿があります。そ

こを勘違いすると、政治離れが起こり、大変なことになるのです。

そんな中で勇気を持って、立候補の意思を表明してくれて、さらには、従来の

ように密室による話し合いはしたくはないという気持ちまで述べてくれたので

した。