ご無沙汰しすぎてしまい恐縮です。書きたいことはやまやまなのですが、正月早々新年のご挨拶もできないようなことがあり、少々落ち込んでおります。

 

 理由については、私自身はいたって健康であり、何ら問題はないのですが、書かせていただけるタイミングで書かせて頂こうとは思います。

 

 まずは、先般の令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に哀悼の意を表し、御遺族と被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。今なお安否が不明の方や避難を余儀なくされている方も多く、救援と復旧の作業が速やかに進むことを心から祈念いたします。また、厳しい天候と寒さの中、災害対応に力を尽くしている関係者の皆様の努力に深く敬意を表します。

 

 さて、昨年末から新年かけていろいろと書かせていただきたいことがありまして順次書かせていただきます。

 

 まずは、地方公共団体の首長の権限が強すぎないのか?という疑問です。

 

 私がここで申し上げたいのは、都道府県知事権限を言います。

 

 沖縄県の代執行の話と静岡県のリニア中央新幹線工事の妨害に関してです。

 

 どちらも「政治的」と言ってしまえばそれまでですが、それらによって、「国全体」の利益・不利益の話に影響が出ることのように思いますし、どういう角度から見ても権力の濫用にしか見て取れないのは私だけでしょうか?

 

 また、全国の首長選挙の実態と政治への不信と様々なことが絡み合っていることは言うまでもありませんが、正直申し上げて「自由のはき違え」や「民主主義のはき違え」などを痛切に感じつつも、これが日本国における政治の実態だというのは、ある意味切ない気持ちになるばかりです。

 

 いま政治資金の問題で中央政界は大変ですが(これも別途書かせていただきます。)、そうは言っても、戦後日本の国政においては「自由民主党圧倒的優位政権」で、ある意味ゆるぎないものになっています。

 

 近年の歴史においては、二大政党制が言われたり選挙制度改革が問題になったりしておりますが、何をどう言っても、結局は自由民主党の歴史の堆積による、良くも悪くも圧倒的な経験による、メジャーバージョンアップとマイナーバージョンアップに加え、微調整たるアップデートが頻繁に行われることによって、議院内閣制の我が国においては政権を維持し続けております。

 

 そのような中、これまた、権力欲の強固な「野党議員」が、首長選挙への鞍替えを狡猾に行い、成功するケースが散見されます。

 

 各種選挙によって国政政党の与野党伯仲の「雰囲気」のある地方公共団体では、雰囲気による選挙が成立してしまうようなところでは、早々国での「権力掌握」をあきらめ、ある程度の地元地域での知名度を獲得すると首長選に挑む「国政政党野党候補者」がでてきます。

 

 それが時流に乗って当選するケースが多々あるのです。

 

 地方議会は、議院内閣制ではありませんから、本来は「議会」の議員個々がしっかりしていれば私が申し上げたいようなことはないのですが、往々にして、国政政党与野党伯仲の地方議会においては、議会も弱いので私が懸念するような事案が出てきてしまうのです。

 

 そうなると、静岡県や沖縄県のようなことが起きるのです。

 

 私は、首長とは公選職とは言え、政治的色彩があるのは構いませんが、ギリギリ限界までの順法精神は持ってほしいものだと思います。

 

 もちろん、どちらも法は守っている。法の範囲内だと言うとは思いますが、例えば沖縄県は司法の判断が示された事案に関しても抵抗し続けるというのは、「行政」の長としての姿勢としていかがなものかと思います。

 

 静岡県も、あたかも法の抜け道みたいな形で、「難癖」を頑なに続ける姿勢はもはやキ○ガイとしか言いようがありません。

 

 もっというと、静岡県は、数々の「問題発言」もそうですし、アカデミアの世界でも恥さらしのような気がするのですが、いかがなものでしょうかね。

 

 長くなりましたから、この辺にしますが、国政で権力を握れないことの反動として、やりたい放題をするのはご勘弁願いたいと思います。