12月の東京出張。
2日間の本社での仕事を終えて3日目は各所で商談です。
西荻窪で14時に顧客との面談でしたが、早めに現地入りして喫茶店で当日残りの戦略でもゆっくり練ろうか?
なんて思いながら駅の南側を歩いていると何やら行列が(ФωФ)
暖簾を見ると「らーめん」とあります。


実は11時そこそこに蕎麦を食べていたのですが、
ボリューム不足で空腹気味。
時間もあることから好奇心もあり列に加わることにしました。


しかし、店内をよく見ると席数が少なく回転率もあまり良くない((゚□゚;))
これだけ行列が出来ているのにスマホゲームをしながらのんびり食べているオジサンもいたのにはちと驚きました。


お店はご夫婦?の男女二人でやられているようです。
ガラス越しにみているとご主人は丁寧な感じの仕事振りです。

メニューを見てタンメンを食べてみることにしました。
何せ西日本にいるとタンメンなんてほとんど見る機会が無いですもんね。


一時間程並んでようやく入店。
興味本意でタンメンを注文しましたが、先客の皆さんも十中八九同じメニューでした。

ご主人は見た目とは裏腹にとても物腰の柔らかい方で、一人一人にこやかに「お待たせしました」と声を掛けて丼を手渡しするのが印象的でした。

毎回味見を繰り返しているし、入れ替えの客を迎え入れるに当たってカウンターを綺麗に拭き取る。
これ程古い店だと小汚ない感じがするものですがむしろ清潔感さえある。
麺の湯切りは平テボ。
店内に入ってからら改めて色んな事を観察すればするほど、丁寧な仕事振りが窺えます。
注文一つ一つに魂を込めて調理し、届ける。
そんな風に強く感じました。

入店してからは5分程度でタンメン到着。
野菜たっぷりです❗
並んでいる間にWikipediaで見ていたタンメンと比べるとキャベツばかりでなくて各野菜がバランス良く配されています。


野菜がしゃきしゃきで、スープは優しい塩味。
垣間見る鶏と野菜の旨味が奥深さを物語ります。
透明度が高いにもかかわらず、です。


あっさりしていて胃もたれするようなラーメンでない。
個人的な趣向において唯一無二という味ではないですが、
何よりご主人の真剣勝負の気持ちがこれ程までに伝わってくるお店もなかなか珍しい。
偶然とはいえこんな素晴らしいお店に出逢えるのもやはり食べ歩きならではです。





はつね
03-3333-8501
東京都杉並区西荻南3-11-9 https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13000717/