母である、妻である、その前に「私」であるということを忘れていた | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。
 
本日20時から、子どものこころのコーチング協会2周年記念パーティの受付が始まりました。
 
 
パーティのテーマは、「枠を外す」です。
 
「枠を外す」って、ふだん そんなに使わない言葉ですよね。
 
今日の記事は、「枠」について書いていきます。
 
 
さて。
 
コンビニのおでんには、混ざらないように仕切りが付いています。
 
仕切ることで「卵の部屋」「大根の部屋」などのお部屋ができ、取り出しやすくなっています。
 
 
同じように 私たちの頭の中にも 仕切りがあります。
 
「配偶者がいる女性」は、「妻」という部屋
 
「子どもを産んで、それを育てる人」には、「母」という部屋
 
「会社で働いている人」には「会社員」という部屋
 
そんなふうに。
 
日々、私たちは 場面場面によって それぞれの部屋を行き来しながら生活しています。
 
私の場合は、母になったり、妻になったり、仕事する人になったり。
 
そのとき、そのときで、その部屋のイメージに合った行動や考え方をすることになります。
 
 
 
たとえば、「母親」って どんなイメージでしょう?
 
私が 子どもを産んで数年は、
 
●子どもを 一人で面倒を見る
●働いていないので、お金を使ってはいけない
●子どもを他人に預けるなんて、とんでもない
●おかずは3品以上作るべき
●24時間家事育児でヘトヘトだけど、怠けてはいけない
 
など、本当に苦しいイメージでした。
 
実際、夫は0時近くならないと帰ってこないし、休日は疲れているので 育児を手伝ってもらいにくく、一人で頑張るしかない。
 
毎日、ほへー(o´Å`)=з
 
 
娘が1歳か2歳の頃でしょうか。
 
とある子育ての講座に行ったときに、
 
「最近、楽しかったことは何ですか?充実感を得たことは?」
 
と聞かれて 絶句しました。
 
ない。ない。ない。
 
「夢は何ですか?」
 
えっと。子どもに起こされずに、朝までぐっすり眠ること…( ̄▽ ̄)
 
出産前とは、全然ちがった生活をしていることに気づきました。
 
 
子どもはかわいい、成長する姿はいとおしい…でも、楽しいとはちがう。
 
私って 何が好きで、何が楽しくて、何にワクワクする人間だったけ?
 
「母」「妻」という役割でいっぱいいっぱいで、「自分」がなくなっていたのです。
 
 
 
でも、今は 妻の部屋、母の部屋を行き来していても とても楽ちんです。
 
「自分の部屋」を真ん中において、そこから 妻・母の部屋に行くイメージになりました。
 
子どもが成長したことも 大きいのですが、「自分」を真ん中においたら 少しずつ 少しずつ、ラクになっていったのです。
 
 
子どもを 託児所に預けて 大好きなコーチングを勉強する時間を取ったり、
 
交通費をかけて 東京まで 自分が好きな勉強に行ったり。
 
目立たない色の服だけでなく、明るめのきれいな色の服をまとってみたり。
 
 
一日中、お母さんをやってなくてもいい。
 
自分に時間やお金をかけてもいい。
 
「お母さんとして」「妻として」どうあるかよりも、
 
●「私は」何がしたいんだろう
 
●「私は」何が心地いいのだろう
 
●「私は」何がいやなんだろう、
 
●「私は」何に罪悪感を感じて 動けないのだろう、
 
 
ちょこっとずつ、ちょこっとずつ、「私の部屋」の枠を広げていきました。
 
本当に、少~~~しずつ 何年も何年もかけて…です。
 
今は「自分の部屋」がメインになり、生活は相変わらず子育てが優先ですが、前ほど 縛られている感じはありません。
 
 
今日は、武道館へコンサートへ行ってきました。すんごいよかった!
 
 
ただいま、特急に乗って返っているところ。
 
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で。
 
水曜日の夜に東京って、私の中ではありえないこと。
 
子どもはどうするんだ、習い事は?…と思いながらも、チケットを買ってしまいました。
 
 
実は、どんなにひどい熱が続いていても、夫を頼ったことがないんです。
 
早く帰ってきてほしい、と、むか~しお願いしたこともあったのですが、
 
「その分、仕事が遅れるんだぞ!!わかってるのか?!」
 
と怒られて以来、頼めなかったんです。
 
妻としては 夫の仕事の足を引っ張ってはいけない、と思ったのですね。
 
 
でも、今回 勇気を出して お願いしたところ、意外に すんなりOKとなりました。
 
あーーー、拍子抜け。よかった。安心してお祝いに行けました。
 
 
 
さて。話は変わり・・・
 
娘は いまだにポケモンが大好き。
 
毎週見ているので、私もつい見てしまうのですが、出てくるキャラクターの中でロケット団のファンです。
 
悪の組織の一味なんですけどね。
 
 
リーダーのムサシ(女性)は、ずる賢さもあるけど、人情に厚い
 
部下の小次郎は、お坊ちゃまの地位を捨てて、悪の世界へ。お人よし。
 
ニャースというポケモンもいるのですが、苦労して人間の言葉を習得し、夢はボスにかわいがられること。
 
なんて、いじらしい。おばちゃんちにご飯を食べにおいで、と言いたくなる。
 
なにより、ずっとあきらめずに、ピカチュウを狙い続ける不屈の精神!
 
 
もし、彼らを「悪」という枠の中で見ると、とんでもない悪人に見えます。
 
でも、ひとりの「人間やポケモン」としてみたとき、とても かわいらしく魅力的なのです。
 
こんな図もありますね。
 
(よくフェイスブックなどで流れてくるのですが、出典が分からず)
 
 
 
枠をとっぱらって、ちがう視点から見たとき、今までとはちがったものが見えるときがあります。



がんを患って闘病中の小林麻央さんの言葉に、こんなものがあります。
 

「なぜなら、病気になったことが 私の人生を代表する出来事ではないからです。

 

 私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、愛する人に出会い、

 

 2人の宝物を授かり、家族に愛され、愛した、色どり豊かな人生だからです。」

 

もし、自分を「がん患者」という枠に閉じ込めてしまったら、「がん患者」として生きていたでしょう。

 

でも、彼女は「自分自身」として 生きることを選んだのだな、と感じました。

 

体の状態は同じであっても、どこを見て生きるか、自分がどうありたいかは 選べる。

 

そんな勇気をもらいました。

 

 

さてさて。まとまりませんが、

 

冒頭にもお伝えしましたが、本日20時から、2周年記念パーティの募集が始まります。

 

テーマは「枠を外す」。

 

あなたは、どんなふうに自分の枠を広げていきたいですか?

 

あなたは、どんなふうに ありたいですか?生きていきたいですか?

 

どうぞ、その答えを探しに来てくださいね。

 

プレゼント企画などもありますし、お一人でいらっしゃっても楽しめるパーティです。

 

 

今回のゲストは、マツダミヒロさん。


「ママが自分らしい生き方を見つけ、最高の人生にする魔法の質問」

 

という講演をしてくださいます。

こちらも楽しみ~~♡♡ 

 

お申し込み・詳細はこちら

 

前回のパーティは、一晩で満席になってしまったので お早めにお申し込みくださいませ。

 

 

参考記事
 
 

 

【お知らせ】

 

●【メール講座】世界一の「大好きだよ!」を伝える10か月プログラム

 

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