手術記事 | 前骨間神経麻痺について知っている二、三の事柄

前骨間神経麻痺について知っている二、三の事柄

2010年7月に「前骨間神経麻痺」という、珍しい手の病気を患いました。
闘病記を書いていますが、現在、更新を停止しています。

T先生最後の診察の時に、「手術の写真ありませんか?」と聞いたら、
「ここにデータがないから、印刷して郵送するねー」と言われ、
先に手術の様子をまとめたレポートをいただいた。

以下、手術時のレポートの内容です。
※一部割愛しています。

~ここから~

実施日:2011.2.18

術式:左神経剥離術,左
入室時間;9:06~11:40
麻酔法:その他

左突発性前骨間神経麻痺
疼痛出現:2010.7.12.睡眠を妨げる左上腕・肩痛
麻痺発生:2010.7.17
D病院Dr.○○Follow
初診:

全麻手術:正中神経・前骨間神経、神経剥離術、ギプスシーネ

マイクロ使用
「くびれ」なし、浮腫のみ

上腕で駆血、肘窩の圧痛部中心に正中神経沿うZig-Zag皮切近位が9cm、遠位は5cm展開、
横切る血管を結紮・切離が2か所。
円回内筋など麻痺筋の色調はコーヒー色で、回内筋への入り口まで神経を展開。
円回内筋に向かう筋枝、AINなど同定しマイクロ下に近位に向かい神経内神経剥離術を行う。
AINやPTの筋枝を送るFuniculusの色調はやや鉛色で浮腫状。くびれは見られず。
正中神経本幹は色調、外観は正常。
洗浄後ドレーン留置し、閉創。ギプスシーネ固定。

方針:2~3日後、シーネ除去し、上肢を徐々に使わせる。
2週で抜糸。メチコバールは半年続ける。

~ここまで~

医学用語が多く(先生の記録用レポートなので)、手術を受けた身でないと理解しづらいですが、

・麻痺した神経は「くびれ」がなく、腫れていて、鉛色になっていた
・回内筋の色がコーヒー色になっていた(麻痺したから?)
・血管を切り離したり、結んだりした(こわ~)

ということはわかりますね。

まだ写真は送られてきていませんが、届いたら掲載しますので、
お楽しみに(?)