前骨間神経麻痺について知っている二、三の事柄

前骨間神経麻痺について知っている二、三の事柄

2010年7月に「前骨間神経麻痺」という、珍しい手の病気を患いました。
闘病記を書いていますが、現在、更新を停止しています。

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2010年7月、「前骨間神経麻痺」(ぜんこっかんしんけいまひ)という、病気を患いました。

腕に猛烈な痺れが来て、その後、親指と人差し指の第一関節から先が曲がらなくなる、という症状で、
ハッキリとした原因が不明で、かつ、患う人が非常に少ない病気です。
私は左手親指のみの麻痺で、人差し指は麻痺しませんでした。

現在、親指の動きは回復し、力の入り具合も日常生活に支障のないぐらいに回復していますが、今も日々リハビリに励んでいます。

このブログでは、発症から現在までの経緯をまとめています。
発症 」から遡ってお読みいただくと、経緯がわかりやすいです。

更新はゆっくりペースですが、なにかの参考にしていただけたら幸いです。

※私のデータです。
(前骨間神経麻痺発症当時(2010年7月))

性別:男性
年齢:40歳(前厄)
身長:174cm
体重:59kg(やせ気味)
利き腕:右利き

職業:会社員(事務・接客)
スポーツ:ほとんどやらない
楽器:ドラム・トランペットなど
持病:アトピー、頸椎椎間板ヘルニア、前骨間神経麻痺
お酒:週に3~4日。平均、缶ビール2本程度
タバコ:吸わない

現居住地:関西某所(2015年引っ越しました)
私が行っている、リハビリ方法です。
鍼の先生に教わったものと、独自のものがあります。
左手親指だけの麻痺ですが、ご参考までに。

・関節が固まらないように、右手で左手親指をくにくに動かす。

・谷啓の「ガチョーン」のポーズのように、第2関節から先で物を握る運動をする。
前骨間神経麻痺について知っている二、三の事柄

・やわらかいボールを包み込むように握る。
前骨間神経麻痺について知っている二、三の事柄

・コーヒー缶を握る。
前骨間神経麻痺について知っている二、三の事柄

・シャープペンシルをノックする。

これらの運動を行うとき、麻痺した指が実際に動いていなくても「指を動かしている!」
という意識を持って行っています。(ただし、力んではいけません)

他に、麻痺した腕を内側に回す筋肉も落ちているので、

・湯船に浸かっている時に、肘を腰につけてまっすぐ伸ばし、両手を開きながら左右に回す。
・意識的に、シェービングクリームの缶を発症している手で振る。
(最初のうちは、手がぐらぐらして全然触れませんでした)

これらの運動をしていたおかげで、腕の筋肉はだいぶ回復してきました。

また、整形外科の先生は「とにかく、日常で手を使うこと」とおっしゃっていたので、
なるべく今迄通りに、意識して手を使うようにしています。
この病気に関するHP・ブログを集めました。
情報をお探しの方、ご参考までにどうぞ。

●前骨間神経麻痺・後骨間神経麻痺に対する全国整形外科多施設診療グループ
http://www.inps-japan.net/
原因不明のややこしい病気(笑)、前骨間神経麻痺・後骨間神経麻痺について、
治療法の解明にあたっている学会です。
この病気に関する病院をお探しの方、必見です。

●前骨間神経麻痺 寄合処
http://www.zcr.jp/z/zcbbs.cgi?mode=alk&W=W&no=0&P=R
前骨間神経麻痺の情報交換を行っているBBSです。
発症当時、情報収集に大変お世話になりました。

●ZCR/bLOG
http://www.zcr.jp/b/?date=20061007
上記「寄合処」を主宰されている、ZCR様のブログです。
ご自身の体験を詳細に書かれています。

●ゆらうみ鍼灸接骨院
http://www.yuraumi.com/
前骨間神経麻痺の治療を行っている、東京の鍼灸院です。
今もお世話になっています。

●ゆらうみ鍼灸接骨院 院長のブログ
http://ameblo.jp/daizuban/
上記鍼灸院、院長先生のブログ。
院長先生自身も前骨間神経麻痺を患われ、闘病記も書かれています。
(2010年2月頃の日記と、「前骨間神経麻痺」のテーマに、記載があります)

●必死! 芝崎みゆきの孤軍奮闘ブログ
http://miyukishibasaki.blog106.fc2.com/
文筆業を営なわれている、芝崎みゆきさんのブログ。
後骨間神経麻痺を患われ、すごく詳細な闘病記を書かれています。(さすが作家さん)
後骨間神経麻痺の情報をお探しの方、必読です。
本日で前骨間神経麻痺を患ってから、6年が経ちました。

※6年前の様子
http://ameblo.jp/heavycat/entry-11145043775.html

6年目の左手の様子。



麻痺した左手親指の動きは元通りですが、やはり親指の指先の力の入り具合が万全ではありません。

また、日常生活には何の支障もありませんが、
まだ手を外側に回すときに、腕(前腕)の内側(尺骨側)に突っ張る感じも残っています。

これからもあせらず、じっくりとリハビリに励みたいです。
今日で左手の手術をしてから5年になりました。

早いものです。

ここのところ毎回書いていますが、麻痺した左手の動きはほぼ元通りで、
日常生活には何の支障もありませんが、
手を外側に回すときに、まだ腕(前腕)の内側(尺骨側)に突っ張る感じが残っています。

先日、武井壮さんが怪我をした時、医者から「下半身不随になる」と言われたものの、
「骨の図解書」を読みながら、その骨の通りに治ると強くイメージしていたら完治した。
という話を聞きました。

私も手術後なかなか親指が動かなかった時、「絶対に治る!」と信じ、
親指が動いている図をイメージしながらリハビリに励んでいたおかげで、
麻痺した親指が、ほぼ元通りに動くようになりました。

もちろん武井さんほど深刻な症状ではありませんでしたが、
リハビリにはイメージすること、信じることが大事なんですね。