吹きつける風で涙をきりながら
この世の果てに近い俗世へ
三途川を前にして奪衣婆と懸衣翁
身ぐるみを剥がされ生前の悪業を
審判にかけられるようだ
いい事もわるい事も いい思い出もわるい思い出も
あの世まで抱いて持って逝くさ。
自然が音や声を凝結して吸収しているのか
空虚のよう静寂なるままに恐山菩提寺へ
宿坊があるそうで宿泊も可能
好みの風情にテンション上げてポチャン
昔は参拝する前に清めで浸っていた歴史があり
作法に習わせてもらったりなんかして
剥がされなかった身ぐるみをば自分で剥がして
静かに身を清めさせてもらう
あの世とこの世の境界線なるままに