こんばんは、Heleneです

 

みなさん、何かをやらなきゃいけないのに、それに手を付ける前に

うっかり部屋の片付けを始めてしまって

区切りがつくまでやらなくてはいけないことを後回しにしたり

その中でうっかり昔集めていた漫画を見つけて

一巻から最終巻まで一気読みをしてしまうとか

 

そんな経験はないだろうか?

 

私は、よくある。

 

それの今の発作が、カクヨムの最新話を書いてしまうっていうやつだ。

書くためにはイタリアの資料をチェックしたりする作業があるから

一話を書くのに、ネットで文献を検索したり、動画で解説を読んだり見たりするのに数日かかる。

 

かくして、13話が更新されたのであった。

 

 

第11話 トレビュシェットの投石訓練

 

 

 

合わせて近況ノートも書いてたりする。

 

 

 

考えてみると、同じ中世といっても、北部ヨーロッパ(ドイツ・イギリス・フランスあたり)とイタリアは様相が異なっている。

 

北部では封建制度が発達して、中央集権化するというか、主君と廷臣という上下関係というのかな

それが明瞭になっている感じがする

それに伴って、戦争の様相も過酷な感じがするのよね。

 

イタリアの場合は、それとは異なって、都市国家が群雄割拠していて、寡頭政治だとか、共和制が発達して

市民(その中でも有力者が勢力を争いつつ)が政治を担っていた感じ

だから、経済で支配するような形になったとも言えるのではないかって思うのね

 

フィレンツェは文化・芸術・学問・金融・経済の中心であったし

ローマは教皇を頂点として、文化・芸術・学問・宗教の中心であったろうし

ミラノやボローニャやジェノヴァやヴェネツィアといった国はそれぞれ独立した国家として

海運、経済、学問、文化、芸術、その他もろもろを開花させて

ヨーロッパで花開いていたと思うのね

 

(同じ時代のドイツ、イギリス、フランスと文化、経済、学問、金融の部門で圧倒的な力を持っていた)

 

経済や文化で外へ大きな影響力を持っていた、からこそ

 

誰か(王家など)に権力が集中するのを嫌ったのだろうし

 

戦いに負けようとも生き残り、影響力を持ち続けるような

強かさを持ち続け

 

そのスタイルが第二次世界大戦の戦争の終わらせ方にもつながっているのだろう

 

イタリアは日独伊の一番最初に戦線を離脱したけれど

 

イタリア国内でファシズムに対するパルチザン活動がそれ以前から活発で

(ファシズムでありながら、健全な抵抗運動が日独よりも機能していた)

 

戦争が進み、敗戦の色が見え始めて

いずれ、イタリアが戦争に敗れてしまったら

連合軍がイタリア全土を占領して、下手をすると(その後ドイツに起こったように)連合軍に分割されてしまうかもしれないという危機感を持っていた

そうでなくても、連合軍が支配している間はイタリアの独立性はなくなるわけで

それを嫌ったイタリア人は、連合軍が進軍してくる前に、イタリア人の手でムッソリーニを殺して、ファシズムからイタリアを開放したわけで。

 

イタリアという国の独立性を維持するために行われたことなんだけど

 

合理的というか

戦争では自分たちの損得を考えて行動する層がどんなときにでも存在している

 

そういう感じなのかなって思っている。