病気になる人は時として自分の心や気持ちを無視していることがあります。



心は「嫌だ!」と叫んでいるのに、
口から出てくる言葉はいつも「良いよ。」だったり。



本当はすごく怒っているのに
「大人気ないかも」という理性が平静を装わせたり。



すごく疲れているのにその一言が言えなくて
体に鞭打って無理をしたり。




自分の気持ちを無視しいてると、その抑圧されたエネルギーは
出口を求めて体に作用してきます。



今日は、心を無視することで不調から病気になる段階をお話します。




まず、素直な感情というエネルギーを抑圧すること。



喜び、怒り、悲しみ、笑い、涙、もしくは3大欲求である睡眠などを
我慢しづつけると、身体に異変がおこります。



どんな異変が起こるかというと、
便秘・下痢・呼吸が浅くなる・落ち着かなくなる・
血液が上手く巡らなくなる、
自律神経系に作用して体のリズムが狂って夜眠れなくなる、
朝起きれなくなる、などの異常です。



この不調を無視して さらに気持ちをガマンして抑圧すると、
発熱・痛み・湿疹・という形で、身体がなんとか気持ちを
表現しようとします。



それも無視して、さらに抑圧が続くと、
免疫疾患・変性疾患・自律神経失調症など、
色々な病名が付くりっぱな病気になります。



それでもなお、心の動きを無視して、自分の感情と向き合わないでいると、
抑圧されたエネルギーを一箇所に閉じ込めようとして、
腫瘍・がんが形成されます。



がん細胞は、病院のCTで発見されるレベルになるころには、
がん細胞が10億個も増殖しているそうです。



表現されるべき感情を抑圧した結果、病気が出来るという考えは
心が現実を作るという事実が認識される現代では、
驚くことではないですね。



全ての感情の下には、いつも表現されたがっているエネルギーがあります。


それは自分らしさ、というエネルギー。


私たちが生まれてきた目的であるエネルギー。



自分らしく生きることで私たちは
心身ともに健康で楽しく達成感や充実感のある豊かな毎日を
生きることができます。



自分を押し殺したり、他人と比べてよく見せよと見栄を張ったり
他人を装う人生は、とても辛いものです。



心の悲鳴は身体の悲鳴となって現れてきますから
いつかは人生を立ち止まらなければいけない日がきます。



そこで自分の気持ちを静かに見つめて気づくことができるかどうかで
回復か、更なる悪化か、に道が分かれます。




え?自分らしさがわかない?



そんなあなたは、随分長い間自分の心や気持ちを無視して
世間や親の声に従って生きてきたようですね。




自分らしさは自分の気持ち・感情と向き合うことで徐々に分かってきます。



何をしている時に喜びや楽しさ、達成感や充実感を感じますか?



その中に自分らしさの答えはあります。




1日に10分でも自分の感情と向き合える静かな時間をもてると良いですね。



瞑想や深呼吸は自分の気持ちと向き合うのにお勧めです。



しっかりと自分自身をつかんで、自分らしく生きて、
心も身体も健康でハッピーな毎日を過ごしたいものです。