先日の母のすったもんだのパスポートと航空券の話し。


色々な人にこの話しをして聞いてみました。


「あなたのお母さん、一人でパスポート取ったり航空券予約したりできる?」


たいていの人の答えは、できない、無理げっそり

だいたいお父さんや成人した子供がやるから、というものでした。



確かにそうだな~。

母も近くに兄や私がいれば頼ることができるけど
2人とも遠く離れたところにいるから、
すべて一人でやって頑張っているんだな。。。


世間では72歳っていうと、りっぱな老人。


でも、こと自分の親のことになると、
いくつになっても老人として認められない、
というか、認めたくない。


自分の親だけはいつまでも元気でハツラツとしていてほしい、
という こっちの勝手な想い があるんだろうな。。。


だから、頭も体も弱ってきている母を見ると
余計に厳しい言葉をかけてしまい、
母はそれでシドロモドロになって更に自信をなくしちゃう、
という悪循環になるんだな。。。ダウン



ちょっと反省して、昨日の電話では
褒めちぎってみました


「やっぱりお母さん、すごいよビックリマーク
 何だかんだ言っても、全部一人でできるんだもん。
 他の人にも聞いてみたけど、普通はできないって。」


「そうでしょ~ビックリマーク お母さんの友達もみんな、すごいね!って言うよ。
 みんな、そうゆうことは、ご主人や子供に頼りきっているもんドキドキ


こないだとは打って変わって、
元気がでて自信がみなぎる声になり
声のトーンも弾んだように明るく変わりましたアップ

「ほんとだね。お母さん、自分に自信もっていいよ。
 まだまだ大丈夫だから私も安心だわ。」


「そうでしょ。入国カードだって一人で書けるし、
 荷物だって一人でちゃんと見つけて無事に出てこれるんだから。
 こないだはたくさん歩いたから朝までぐっすり眠れたし
 足も全然痛くなくなったのよ。
 色々勉強になったし、やっぱり自分で歩いて探すのも大事だわ。」


考え方も超前向きにアップ



やっぱり言霊って本当ですね。


こちらがエネルギーの上がるような前向きな言葉を掛ければ、
掛けられた相手も前向きで明るく自信に満ちてきます

(但し、この反応が望めるのは、心が健康な人の場合。
 心が不健康な人は、肯定的な言葉も否定的取る可能性あり。
 心が曲がっているから何でも曲げて解釈して受け止めてしまいます )



これって子育てや対人関係でも同じですね。

良い子に育てたければ
子供の人格を尊重して前向きで励みなる言葉を多く掛けること。

良い人間関係を作りたければ
相手を受け入れ尊重する言葉や態度を示すこと。



人の性格や考え方のクセや価値観は
14歳くらいまでにどんな言葉を毎日聞いて過ごしたか
でだいたい決まるそうです。


もちろん生まれた時点で子供の個性はありますが
この個性ですら、妊娠中のお母さんの感情の状態に
大きく影響を受けていますから、お母さんが肯定的な気持で
良い言葉を聞いたり発したりして、気分よく過ごすことが大切です。


明るく楽観的で前向きな子供ほど
親や身近な大人から信頼され前向きな言葉を掛けられ、
たくさんの愛情を受け、楽しい子供時代を過ごています。


悲観的で否定的な性格の子供は
親や身近な大人から掛けられる言葉の多くが
自分を否定したり惨めな気持ちにさせるものだったため。

(悲観的な性格がすべて悪いわけじゃないんですが
 幸よりも苦労が多い人生になる可能性は高いです)


言葉の持つパワーを改めて気づかせてもらった出来事でした。



話し少しそれるけど、
国民の気質なんかも同じものを感じます。


これまで一度も植民地になったことのないタイの国民は総じて
底抜けに明るくて楽観的。(良し悪しは別として。。。)

財布に100円しかなくてもノラリクラリと遊んで楽しく幸せ。



これまで何度も他国の植民地になった中国の人は
抜け目なく道徳よりもお金に価値をおく人が多い。
(こちらも良し悪しは別として。。。。)

財布に100円しかないなら、切り詰めて
歯を食いしばって頑張る、今は辛くとも。



地理的な気候や歴史的な背景が違うからこそ、
文化や国民性や常識が違うのは当然ですね。


世界が1つになって平和になるためにも
お互いの違いを認めて尊重することが大切ですね。