道産子の私は、お漬物や味噌汁などの発酵文化で育ち、カレーは3日後が1番美味しく、夕食の残りを翌日食べるのは当然でしたが、
年中作物が取れる南国の当地では、残り物を翌日食べる習慣はなく、鮮度が命です。
残り物は、冷蔵庫で保存しても、
翌日には既に菌が沸いていて肝臓に悪い、
という認識があります。
残り物は、住み込みメイドの翌日のご飯、
と言う感覚です。
道端に当然の様に実るバナナやココナッツ、パパイヤなど果物が年中豊富な南国と、
6ヶ月間冬が続く北海道は真逆の気候。
作物が取れない冬が長い地域では、
秋の収穫を塩漬けや発酵で保存食にする。
気候の違いで、人の暮らしも食も常識も
大きく変わる事を経験から学びました。
湿度も高く熱が体内に篭りやすい当地は、
辛みを食べて発汗を促す唐辛子文化🌶。
旅先にもチリとハサミを持参して、
レストランで小皿に醤油を貰って、
ハサミでチリを刻む義母。
「恥ずかしい」と嫌がっていた義甥っ子も
今では、すっかりチリが食事に必須。
毎月、チリペーストも作ります。
唐辛子や生姜、小ネギ、ターメリック、
諸々のハーブで作る自家製のチリペーストは、家の食事を作る大事な調味料。
用途に応じて入れる材料の一部は変わり、
魚介にはレモングラス入り、
ミシアム麺には大豆ペースト入り、
鶏肉には海老ペースト入り。
この3種類のチリペーストはお袋の味で、
月一で大量に作り冷凍保存しなが使います。
暖かい海の魚は泥臭くてそのままでは食べれないので、必ずこのチリか生姜で臭みを取って、料理します。
その点、水が冷たい北海道の魚は、臭みがなく、脂が乗って旨味があり、魚介は寒い海に限ります。
食材そのものの味も、気候・気温に大きく影響を受けるのですね。
自分が住む国の土地の物を食べることが、
その土地で健康に生きる秘訣です。
年中高温多湿で日本の3倍疲れる当地で、
元気に過ごせるのも、タイ米を始め南国の物中心の食生活のお陰です。
炎の南国で暮らして当地の物を食べ、
私の大腸菌も南国気質に変わりました。
胃の弱い私は、庭のライムやカリーリーフ、
サワーソープの葉をお茶で常飲し、
消化を促すハーブとして愛用してます🌿
胃の強い夫や義姉は見向きもしませんが、
庭の作物は無農薬で安心です。
無農薬の地産地消が大切なのは、その土地の菌や太陽エネルギーなどの自然の滋養が詰まっているからです。
空気中にも微生物や太陽エネルギーの栄養があるので、最近は不食の人、ブレサリアンも世界中にいますね。
南国では、太陽が年中照るので、
日本にいる時よりも食べる量が減ります。
本当に栄養のある物を食べると、香りや味が濃くて美味しいだけでなく、身体も心も満足して、食べ過ぎる事が無いのです。
庭の果物も完熟するまで待って味を堪能、
1個で満足できます。
少食でも元気でいられます。
だから、適度に太陽に当たる事も大切で、
特に朝日に有害な紫外線が少なくパワーがあります。
全てはエネルギーなので、
心配や不安など自分の思考で
自分のエネルギーを消耗しない様に、
リラックスして楽観的に過ごす事も
大切にしています。
頭を使い過ぎず、直感的に生きること。
悩みや不安、仕事や人間関係の雑念で
頭を使いすぎると、エネルギーや栄養を
一気に枯渇させて老化を促してしまいます。
自然と共にリラックスし、食は本物を選び、
本当に滋養の高い物を食べることが
健康の基本と感じます。
心身が健康な時、高い波動を維持して、
地球の過渡期も外側の情報に振り回されず、
自分を中心としてご機嫌様でいらます。
時にボーっとして、自然を愛でて、
楽々悠々に過ごしています。