地球一周の航海を経て、2019年を考える〜99回おりづるプロジェクト報告会@東京、実施しました! | ピースボートおりづるプロジェクト

ピースボートおりづるプロジェクト

広島・長崎に投下された原子爆弾で生き残った
ヒバクシャの人とともに地球一周の船旅を通して
各国に被爆証言を伝え、繋いでいくプロジェクトです。

みなさんこんにちは、 第99回クルーズおりづるユースの安藤真子です。

先日1月30日にピースボートセンターとうきょうにて、「核兵器はなくせる 〜地球一周の航海を経て、2019年を考える〜」という第99回クルーズおりづるプロジェクトの報告を兼ねたイベントを行いました。
 
 
当おりづるプロジェクトの成果や思い出を振り返る報告会と、ICAN国際運営委員の川崎さんと共に核兵器をめぐる世界と日本の動き、また私たちは何をすべきなのかを考えるコーナーの二部制でした。
 
 
まず前半の第99回クルーズおりづるプロジェクトの振り返りでは、被曝者として世界一周した塚本さんをお招きし、どんな想いで乗船を決意したのかという事や活動を通して印象的だった寄港地などについてお聞きしました。
 
 
「最後のチャンスに両親の無念の死と被爆の実相を伝えたいと思い、乗船を決意した」と話してくださいました。活動のふりかえりでは、核兵器禁止条約に賛成しない日本政府への疑問を何度か口にされていたのが印象的でした。
 
また、ユースの私からも活動の報告をしました。
特に船内ではピースガイドとして31名が修了したことや、9月26日の核兵器の全面的廃絶のための国際デーではおりづるパートナーと共に船で様々な企画を行い盛り上げたことを話しました。
 
 
 
後半の「教えて川崎さん!」の部分の冒頭では、2017年の核兵器禁止条約の採択とICANのノーベル平和賞を経て、昨年2018年はどんな動きがあったのかを伺いました。米朝会談など、一方前進することもあったがまだまだ油断は許されない状況であると説明しました。
 
また、「2019年はどのような動きがあるとお考えですか?」という質問には「どうなるのか予測するのではなく、わたしたちが働きかけることで変わってくる」と答えました。
 
日本政府、また国際社会に働きかけるという双方へのアプローチが必要ですが、そのためには私たちが自分たちの「言葉を組み立てて」きちんと実際に声に出していかなければならないと強調しました。
 
 
 
考えるだけ、思っているだけではなく、自分たちの発信や行動によって今の状況や未来を変えていこう!という雰囲気で満たされて会を終えました。
 
2019年という年が、2017年の大きな前進に劣らないような核兵器廃絶への1年になるよう、私も頑張らなければと改めて思わされました。
参加してくださった沢山の方々、ありがとうござました。
 
続けて明日は、報告を兼ねた講演会が広島で行われます!
広島の皆さん、明日お会いしましょう!
 
(99回おりづるユース・安藤真子)