人にとって「髪を切る」ということ | 豊橋市石巻本町美容院『trico 』 大東高幸のBlog

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Lepla beau trico
大東 高幸
higashiの感じるままに


私の思う、お客様のカットに入らせて頂く上での、意識していることです。
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ひとつめ
これは単純に、その方に
「肉眼で確認ができる変化、似合わせをすること」です。

1人のお客様に対して、
どんな髪型がお似合いになるのか?
本人にはもちろん、家族や友人、職場の人、大切で特別な人…に対してどんな変化を感じてもらえるか?ということ。

私が考えなくてはいけないと思っているのは頭に浮かぶことでこのようなことです
•お顔立ち
•輪郭
•頭の骨格
•額の幅、広さ
•耳の位置
•首の長さ、太さ
•肩の形、広さ
•身長、スタイル


髪の
•量、ボリューム(どのあたりが多いと本人が感じているか)
•クセの出方(水に濡れたとき、乾いたときの出方の違い)
•太さ(ハリ、立ち上がりの有無)
•仕上がりのレングス(最終的な仕上がり、カール、ウェーブ等で長さが変わる)

髪質、髪の量に対してハサミの入れ方にも工夫をしているつもりです。
メンズカット、ベリーショート以外のカットにはセニングシザー(すきバサミ)は使わないようにしています。
皆さんが良く目にされる普通のハサミで間引くようにカットしています。

日本人の8割以上の方がくせ毛、クセの出方もさまざまなのに、一律均等にすけるすきバサミで対応出来るのか?という疑問を持っているからです。
自分の中で、制限しているというよりも、自分にとっても、お客様のヘアスタイルにとっても、良い仕上がりになっていると自負しているからです。

もちろん、すきバサミを否定はできないし、使い方次第でいろいろな仕上がりに出来ます。
すきバサミの種類も年々増えて、間引きのような仕上がりになるものもありますね。
あえて、手は出しませんが、、


他にも帽子、アレンジ、コテ巻き、しばるかどうかなど
ライフスタイルに合わせたことも考えておかなくてはならないと思っています。

長々と書きましたが、

とはいっても、
全てを1度に考えておくのはさすがに難しいので、今回何を1番重要視するべきなのか、カウンセリングをさせていただく中で、ここを改善すれば大きな変化があるのでは?と優先順位をつけていきます。

よく、初めてご来店(他店の失客)の方で、
「短くされた」とか、
「切られてしまった」とか…

美容師の押し付けのようなことをされたという方がいます。
状況はわかりませんがきっと美容師さんも最善を尽くすためにやったこと、なのだと信じます…

もちろん私も押し付けなど到底したくはないので、ある程度のお話をうかがわさせていただき、了承を得たうえでハサミを入れさせていただきたいと思っています。


ふたつめ


次回書きます…