> 東京ドーム4大世界戦(6日)の先陣を切るWBAフライ級タイトル戦で初防衛を果たしたユーリ阿久井政悟(28)=倉敷守安=が7日、東京都内で一夜明け会見した。右目上の腫れを隠すためサングラスをかけての登壇だったが、会場には家族も同行し柔和な笑顔を見せた。
36分間、寸分の隙もなく、獲物を狩り続ける「狂気のハンター」…という危険なオーラを僕は感じたか
長きにわたる日本ボクシング界において、そのもっとも伝統的なるファイトスタイルのひとつが、「狂った風車」と評されたファイティング原田さんが体現した「エンドレスファイタースタイル」であり、多くの日本選手が受け継いできた「血統」とも呼ばれるもの…だと僕は感じます
わりと最近の世界チャンピオンでは川嶋勝重さんや坂田健史さんや河野公平さんなどがこれを貫いていたかなぁ…⁇
「野獣モード発動」の三浦隆司さんもここに置くのも悪くないか
海外のボクサーでこんなスタイルはビック・ダルチニアンやマルコス・マイダナなんかが似た系譜にある気がするかなぁ…⁇
延々と、ひたすらに、ただただ、体力の続く限り、攻め貫く
難しい駆け引きよりも、強引に、あからさまに打って出ることを選ぶ
相手が根負けするまで、逃げ道を塞ぎ続け、手を出し続ける
まさに
「獲物を喰らうという王道」
これこそが、「エンドレスファイタースタイル」であり、「特攻型スタイル」だと僕は考えている
挑戦者の桑原選手はかつて、そんなユーリ選手に日本タイトルマッチでぶっ倒された
その苦杯を糧に、桑原選手は自らを鍛え抜き、キャリアをさらに積んだ
そのスタイリッシュなるスピードと技巧を徹底的に磨き上げ、そして、この約3年ぶりの再戦となる世界タイトルマッチに挑んだわけだ
が、ユーリ選手は「容赦なく」「無慈悲」に桑原選手を生け捕るために、いや、「捕食」するために猛圧をかけ続けた
リングを広く使いたい桑原選手の逃げ道を封じ、ユーリ選手は最短ルートを駆け抜け、強打をねじ込み続けた
そして、ボクシングにおけるもっとも重要なるパンチ、「左ジャブ」を的確に放ちつづけた
さらには「必殺エネルギー」を秘めたる「鋼鉄の右ストレート」を随所にぶっ放した
このパンチは、いわば、宇宙戦艦ヤマトでいうところの「波動砲」よ
まともに当たれば「失神」という代物よ
桑原選手は渾身のコンビネーションを放ち、懸命に抗うも、しかし、その煌びやかな連打には「波動エネルギー」は充填されてはいないのだ
だから
ユーリ選手は止まらないし、顔色ひとつ変えない
というか
もう「肚が完全に座っている」という域か
ユーリ阿久井正悟…というボクサーとは、これぞ‼︎
…と身も心もすべて晒して戦うという潔さよ
なんたる威圧、風格、テコでも動かぬ信念ともいうべき「エンドレスラッシュ」よ
桑原選手、相手がユーリ選手でなければ世界チャンピオンにもっと肉薄できる技術と策略とメンタルも持ち合わせている…と思う
その「執念」と「必死」は間違いなく世界レヴェルにある…と感じる
が
ユーリ阿久井正悟はそのすべてが凄まじく「硬かった」
先に触れた日本ボクシング界に伝わる、もっともシンプルにして奥深き「エンドレスファイタースタイル」の究極体現を果たしつつあるかと
いや
それがもう一段進化しているか⁇
「無限火の玉特攻スタイル」
とも言うべき究極的なる域まで来たか⁇
逃がさない
絶対に下がらない
生き残るために、喰らう
鬼が宿るWBA世界フライ級チャンピオンが、ユーリ阿久井正悟…だと僕は生唾を飲み込む
桑原拓選手、よくぞ「喰われなかった」な
再びの敗戦、さぞかし悔しかろう
が、鬼神と化したユーリ阿久井正悟を捌き切るには、もっと鋭い一刀両断と3倍の手数がいる…と感じました
けど、そんなの無理だよ
なんなんだ、これは…⁇
先の中日新聞では全く触れられない、ユーリ選手の「凶暴性」と「野獣性」を僕は想うのだ
家族サービスをするお父さん
…という とんちんかん なる記事に無力感を感じる
なんかさ、もっと「世界チャンピオン ユーリ阿久井」っぽい書き方あんだろ⁈
なんと言っても
その「鋼鉄の右」には「波動砲」が宿っているのだ
まぁ
「ギャラクティカ・マグナム」と言い換えてもよいか
…とか言いつつ
本当に申し訳ないのだが
自らを「銀河系ボクサー」と呼ぶチャンピオンは、映画「グレムリン」をイメージしたコスチュームで入場とあったが、これに関しては意味が全くわからない
(~_~;)
なぜ
なぜ
なぜゆえに
「グレムリン」
でなければならないのか⁇
これは、かなりの「銀河系ミステリー」である
御愛読感謝