209系 中央線VS南武線 | 夜汽車の汽笛への憧情

209系 中央線VS南武線

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今回は駄ネタです。

我が家の209系2題を色々比べてみます。

左は南武線の2200番台、右は先日入線の中央線1000番台です。
2200番台は0番台の機器更新車で、209系の基本形に近いと言えるでしょう。

やはり顔つきは大きく異なりますね。

2200番台は209系の基本形である、大きな一枚ガラスを使った非貫通構造の前面です。
行き先表示は元々幕式でしたが、LED式に改造されています。


クハ209のサイドビュー比較です。
色が違うのはもちろんですが、一番左側の窓の大きさが異なるのが大きな違いです。
2200番台はこの部分が他と同じ7人掛けシートですが、1000番台は6人掛けとなっています。
実は車体長も異なっていて、2200番台の方が若干長くなっています。

ちなみに
E231系を見てみると、209系1000番台とそっくりの窓配置であることがわかります。

他の窓も異なっていますね。
2200番台は元々固定窓だったのが後天的に改造された2段窓になっていますが、1000番台は中央の窓こそ同様の改造となっているものの、右側の窓は製造当初から開閉可能な下降窓になっています。これも1000番台が209系とE231系の中間と言える部分になりそうです。

行き先表示は両者とも3色のLEDです。2200番台の方は0番台時代には幕式でしたが、2200番台改造時にLED式となりました。

床下機器も異なっていますが、残念ながら製品としての1000番台の床下機器がE231系の流用になっているので単純比較できません。
実際にはそれほど大きな差違はないものと思われます。


モハ209です。
実車は制御装置の形が異なっていますが、模型でも再現されています。
2200番台は更新工事により、IGBT素子を使用したE233系同等のインバータ装置(SC88A)で、筐体が小型のものになっていますが、1000番台はGTO素子を使用したオリジナルのインバータ装置(SC41D)で、筐体が一回り大きいのが判ります。
窓は2200番台は固定窓が後天的に改造されて2段窓となり、開く窓の位置も中央と右側ですが、1000番台は最初から開閉可能な一段降下窓で、開く窓の位置も左右となっています。
ドアコックの位置も異なっていますね。

屋根上も異なっています。
これは使用されてきた路線環境の差違によるもので、2200番台は0番台時代は京浜東北線、改造後は南武線と地上路線で運用されているためラジオ輻射アンテナが見え、パンタグラフに避雷器がくっついていますが、1000番台は地下鉄千代田線で運用していたため、ラジオ輻射アンテナがなく避雷器は国鉄型同様独立しています。

参考までに、E233系はこんな感じです。
ラジオ輻射アンテナがあり、避雷器の位置は209系2200番台同様であることが判ります。

連結させてみましたw
よく見ると窓形状が異なることがわかります。
2200番台(右側)は東急車両製の0番台の特徴を有しており、窓隅のRが小さいのに対し、1000番台は東急車両製ながらE231系同様に窓隅のRが大きく、縦幅も若干小さくなっています。
ちなみに、
実車の2200番台はこの様に窓枠がアルミ製で鈍い光沢なのですが、模型では再現されていません。フラットシルバーで色さししてみても良いかもしれないですね。
1000番台はこのとおり、窓枠がステンレス製です。こちらは模型と印象が同じですね。

以上、209系2200番台と1000番台を色々比べてみました。

南武線と中央線の新旧並び。中央線の方は209系1000番台の方が新入りと言うのが面白いところですがw
それにしても、我が家いつの間にかJR東の新世代通勤車が増えてきたものです。