スタディサプリがスタートしたばかりのときは、まあ酷い言われようで、なんだあの三流講師をかき集めた予備校サービスはとか、誰だあの無名講師だなんて、毎日罵詈雑言を浴びていた気がします。

 

10年前のことですから、確かに当時は、3大予備校とか、代ゼミ講師とか、東進講師とかある種のブランドだったのかなあと振り返ります。

 

どうやったら無名講師じゃなくなるのかとか、考えていた気もします 笑

 

有名講師の条件って何なのかと調べたところ、とりあえず有名参考書を出しているか否かで、有名無名が判断されるということはわかったので、有名参考書を出すしかないなと、ずっと試行錯誤してきました。

 

参考書の執筆の依頼が来るところまで行くのがまず大変で、たまたま依頼が来ても、一冊書き上げるのが大変で、さらにそれが売れるのはもっと大変で、何度も何度も壁にぶつかりながら、暗中模索の日々でした。

 

十年経った今は、どうでしょうか。予備校業界、教育業界でのブランドは、やはり変化したように思えます。同時に、スタディサプリ講師であることは、一つのブランド力を持ってきたように思えます。

 

素晴らしい先生方が、圧倒的な授業をして、その科目の定番書と言われる有名参考書を書いて、試行錯誤しながら、スタディサプリ講師というブランドを作ってきました。

 

もっとも、これは十年前とまったく変わらない一つの信念ですが、残念ながら所属先や肩書で、その人の価値は決まりません。

 

今何をしているか、今何ができるか、自分がどうなのかが一番大事であって、やっぱり自分の名前で勝負しないとなと。

 

実際活躍している人たちは、所属先や肩書なんかには一切しがみつかず、己の力を信じて、毎日研鑽しているものです。

 

やっぱり今日も僕は書き続けます。