火龍=ファイアードラゴンダンスといえばと、香港島の大坑が有名です。
私も毎回そちらに行っていたのですが、なんと薄扶林村という漁村でも実施されているとの情報が!
それも一日だけだと聞けば、それは見に行くしかないでしょう!!
藁でできた巨大な龍に火をつけた長い線香をうろこに見立てて一本一本立てていきます。
日本では絶対に消防法に引っかかると思います。
ものすごい迫力!!
大坑と違い小さな村なので、場所さえ選べばかなり至近距離で見ることができます。
神事なので、邪魔しないようにするのはもちろんですが、
自分もお祭りの一員になったような気がする一体感が何だがうれしくなります。
龍が出発する小さな祠の前には祭壇が設えられていて
列に並ぶと、火をつけた線香を渡してくれてお参りすることができます。
地元の人だけかと思って横から様子を眺めていたところ
スタッフの人が、あなたも並びなよ!と言ってくれたので、私もお参りさせてもらいました。
こういうのもうれしいですよね。
願い事、叶うといいなあ。
ここは普段なら訪れることもないような小さな村。
狭い範囲にびっしりと家が立ち並び、川面にはたくさんの漁船がひしめいています。
もともと火龍は疫病を避けるために始まった行事だから
水の近くに住む人々にはとても重要な神事なのでしょうね。
ずっとずっとこんな平和な時間が続きますように。