2013年11月上旬。

『12月末で会社を辞める!!』
『私が救われたように、同じように苦しんでる人を助けたい!!』
『イベントに出る!!』
『光のしるべとして活動していく!!』

そんなことが決まっていったある日、突然、会社に行けなくなった。
通勤途中に、なぜか車を停車させている自分がいた。

とりあえず、遅刻することを連絡するべく会社に電話した。
『すみません。今日、遅刻します。途中まで来てて、行きたいんですけど、行けなくなっちゃって』
って普通に言おうとしてたんだけど、『行きたいんですけど』って言った途端、わなわな震え始めて、泣き出してしまった。
何が起こってるのか、さっぱりわからない。
号泣している自分と、それをとても冷静に『どうした?、私』と見ている自分。
結局、上司から『しばらく休みなよ』と言われ、その週の休みが決まってしまった。

電話を切って、『どうしよう?』と思った時、『香取神宮』って浮かんだ。

元々、頭に浮かんだことは無条件にしたほうがいいと思い、また実行もしていたので、
『たしか香取神宮には気持ちの良い木があったし、そこでゆっくり休めってことかな?』
と思って、香取神宮に向かうことを決めた。

車を走らせたら、今度はヒーリングでお世話になっている方が

『神社にいくときは、先に氏神様に挨拶にいって、『○○神社にお参りに行きます』って言っておくと、氏神様が○○神社に連絡しておいてくれるのよ』

というようなことを言っていたなぁと思いだした。

『思い出したんだから行ったほうがいいんだろうな』

ということで、近所の氏神様のところへ行った。

神社でいつもするように参拝する。
お賽銭は迷わず100円。なんでかわからないけど、迷いなく100円。

『千葉県✕✕市の○○○○と申します。
このたび、光のしるべとして人に光を当てて生きていくことを決めました。
本日はお参りさせていただき、ありがとうこざいました。
この後、香取神宮に行く予定です。
よろしくお願いいたします。』

と、勝手に言っている。

しかも、言っているのは、まるで『あなた、聖職者の方ですか?』的な凛とした、私だけど私じゃない私。

? ? ? 。

で、今度は香取神宮へ行って、参拝する。

ここでもお賽銭は迷わず100円。
なんでかわからないけど、迷いなく100円。

そして、私じゃない私が、氏神様のときと同じようにご挨拶をして、
『香取神宮案内記』を買っていた。

買ったことも、手にとったこともない神社についての冊子。
意味がさっぱりわからない。

けど、中を見たら『摂社・末社』の欄に目が行った。
『あー、ここもお参りしておこうかな』
そんな感じで境内内の神社のお参りをはじめる。
お賽銭は、相変わらず100円。

数カ所参拝している内に、『順番通りに参拝しなきゃいけなかった!!』って唐突に思う。順番が違ってしまった神様に、平身低頭、謝っている自分がいて、また驚く。

いつしか、今日の仕事がそれであるかのように、十数箇所ある摂社・末社を記載順に参拝してた。夕方には息子の面談が入っていたから、最初はのんびりしていたのが、徐々に早足、最後は小走りになっていた。境内をあっちこっちと何度も横切っていく私は、誰かが見ていたら、さぞかしおもしろい存在だったに違いない。

途中、神社でお賽銭用に2回も両替をしてもらいながら、2時間以上、歩き、走って参拝終了。

不思議な一日が終わる頃、唐突に気づいた。

『私、たくさんの神様に挨拶&宣言してきちゃったんだ!!』

『 神様には嘘ついちゃいけないんだよ~  ・・・(・∀・i)タラー・・・』

『 もう、やめられないよ~  ・゚・(*ノД`*)・゚・。』

『後戻り・・・できない (ToT)』

『もう、進むしかない (T^T) 』

退路が断たれた日になった。


追記

各神社へのお賽銭が百円ずつだった理由。
百円→ひやくえん→飛躍縁だから、
飛躍できるよう、そんな御縁をいただけるようにと
願いを込めたんじゃないかなと、あとで気づきました。