3月も最終週へ差しかかろうとしています
いつも気付いたころにはとなってますが…
来月にはいよいよ全国的に桜の見頃な季節が
やって参りますね
私、桜は大好きなんですよ
芍薬や牡丹も大好きなんですが
桜は格別です
昼間の桜より
早朝かもしくは夜中に月明かりの下ひっそりと
雄大に咲く桜が一番大好きなんですが。。
でも、桜といっても
ソメイヨシノではなく、
ぽってりとした真っ白な花びらの山桜が
私は好きなんです
しかし、
桜は本当にたくさんの品種が存在しています
旧暦のお正月頃に咲き出すことから
”寒緋桜”と呼ばれる桜。
こちらは、1月から3月初が見頃で
もともとはスモモ科と言われていたほど
花びらの色合いも濃く、
小ぶりな可愛らしい花が咲きます
静岡の河津町で有名な”河津桜”は
1月下旬から2月にかけて開花し、
ソメイヨシノよりピンクが濃く、
鮮やかな色彩が特徴的で、
花期も1ヶ月と長いため
菜の花が咲く頃に合わせたように
満開の時期を迎えます
3月下旬から4月にかけては
”枝垂桜”も開花します
枝垂桜には一重の花びらと
八重の花びらとがあり、
開花時期も異なり、
八重咲きの方が遅れて開花します
4月中旬から5月初旬にかけて咲く、
小ぶりの花びらで繊細な”霞桜”は、
野生種の一種でその名の通り、
遠くで見ると霞のような美しさがあるため
この名がついています。
(童謡”さくら”に出てくる、
「霞か雲か匂いぞいずる」 のイメージです)
花びらが幾重にも重なる”八重桜”も
4月中旬から咲き出します
この八重桜は、
山桜や里桜から変化したもので
”牡丹桜”とも呼ばれるそうです
八重桜は、大阪の造幣局の桜の通り抜けでも
関西では有名ですね
八重桜の中には、
花びらの枚数は300枚近くに達する例もあり、
花弁が非常に多く細い菊咲きの場合には
特に”菊桜”という名称で
呼ばれることもあるそうですよ
などなど。。
桜の種類、品種は本当にたくさんあり、
600〜700くらいあるそうですよ
六甲山系では、
ぽってりとした真っ白な花びらの山桜が
あちこちに咲きます
開花時期はソメイヨシノより遅いのと
ソメイヨシノのように
遺伝子が統一されていないので
(あ、ソメイヨシノは
気候によるズレはありますが
咲くと全国的に同じ時期に咲いて、
散る時も同じ時期に散るんです)
山桜は同じ場所に木があっても
それぞれ個体差があるので
長く楽しめる桜でもあるのです
六甲山系の山桜がそれぞれが満開になって
春風に煽られて天然の花吹雪が舞い散る頃には
藤花も随所に咲き誇ります
この頃になると六甲山系の木々も
青々と瑞々しい緑に染まるので
青空に天然の真っ白な花吹雪が舞い散るので
ほんとに美しいのですが
これは裏六甲の阪神高速かもしくは
六甲有料道路を車で走らなければ見られない
風景なのです笑
ちょうど藤花も4月中旬から咲き出しますから
贅沢な気持ちになれます
六甲山系の藤花。
こちらは天然の藤花で色んな木々に絡まって
あちこちで勝手にぽつりぽつりと咲いているので
私は勝手に”野良藤”と呼んでます
日本舞踊の藤娘のように松の大木に絡まって
見頃に咲き誇る藤の花、、
のイメージとはちょっと違うのです
あちこちに咲いているのに
どれも儚げに謙虚に
その辺の木々に支えられながら…
だけど縦に大きく大胆に幅を利かせている、、
謙虚なんだか大胆なんだか…
その辺も含めての”野良藤”なんです笑
この頃の六甲山系の木々の緑と
ぽつりぽつりと淡い
紫色の舞妓さんの簪のような藤花と
真っ白な花びらの山桜が青空に映えて
とっても繊細で綺麗なんです
今年も美しく咲いてくれるのを楽しみに、
はたして今年は
お花見にゆけるのだろうか……
ちなみに下記の3枚は
アーモンドの花です
桜に似た花が咲くんですよ
目黒川の夜桜を見てみたいなぁ