先日ひさしぶりに学生時代からの友人が我が家に遊びにきてくれました
遊びに来てくれた・・・というより来てもらったが正解か(笑)
なんせこのコロナな時代・・・
昼間といえどゆっくりと話ができるかどうか
お酒飲んでも飲まなくてもテンションアゲアゲになるお年頃の私たちなんで
家のほうがゆっくりできるよねということで(笑)
かれこれ5年ぶりくらいの再会でした。
当時からおとうさんのようすがおかしいと話していた友人・・・
淡々と日常のことを語ってくれたんですが
これ・・淡々と語れるレベルじゃないやん
地味に・・・いやかなり派手に壮絶やん
介護認定は受けていてディサービスも利用してるそうなのですが
そのディサービスひとつとってもよく辛抱してるな・・・という状態。
おとうさん、お出かけ前になると必ずトイレにいきたくなって
それもなかなかでてこられないんだそう・・・
普段のときでもトイレにいきたいときにおとうさんがはいってると
かなりガマンを強いられるらしい・・・
ガマンの限界!とおもったら近くのコンビニにトイレを借りにいくんだそうで
聴いてるだけで日ごろどれだけたいへんなおもいをしてるのか
手に取るようにわかりました。
少し認知症はあるものの、そればっかりが原因になってるのではなく、
くわしくは聞かなかったんですが
腸の病気がからんでいるようでどうしようもないらしい
ディサービスのお迎えのときに籠られると
待ってもらうのに気を遣うし、ときおりサービスにいけなくなったりすることもあったようです。
病院の付き添いでも待ってる途中でトイレにいって
順番が回ってきたときに本人がいない・・・ということも常なんだそう・・・
そのことをほんとうに淡々というかフツーの会話のように話をする
友人をみて聴いていて涙がでそうになりました。
どれだけたいへんなおもいしてるねん・・・(聴いてるあいだ何回そうおもったことか・・)
かれこれ彼女とは40数年のお付き合い。
中学高校と同じで通学も一緒にしてました。
私たちが高校くらいだったか・・・
私の父の具合いが悪く落ち込んでいた私に
『ヨウコちゃんは一人っ子だから助けてくれる兄弟いてないやん。
私が助けてあげるからね。私は兄弟姉妹がたくさんいるから
なんとかなるから』って優しい言葉をかけてくれたのはこの友人です
私は今でも家の近くのフレンドリーでフルーツパフェを食べながら励ましてもらった
光景を鮮明におぼえてます。
当時のことを思い出すとなんともいえない安心感と喜びを感じます
そんな彼女が今、大変な状況であることにとても心が痛みます。
いつもあまり自分の状況を吐き出していないようだったので
とにかくいっぱい話を聴きました。
どんだけ頑張り屋さんやねん
親の介護のこと兄弟姉妹との関係、仕事のこと・・・
壮絶なのに涙なく語る彼女をみていて
涙をだす余裕もないくらいキツイんだ・・・とおもうと
こっちが泣きそうになって
おもわず一緒に生活して手伝ったる!と言いそうになりました
でもそんなことはできるわけもなく、とにかくいっぱい思いのたけを
語ってもらい、胸をつかえを少し解消してもらいました。
私のできることといったら、ほんとに話を聴くことだけです。
話を聴きながら勝手に肯認学で学んだセッションもしました。
もうひとつ彼女がぜったい喜んでくれるだろうとおもった
パワージュエルセラピーも体験してもらいました
(パワージュエル想像以上に喜んでくれてよかった)
わたしのおもいつく限り、友人の生命力をひきだせることを
時間の許す限りさせてもらいました
最初は今の自分の状況を語るつもりはなかったらしい友人・・・
聴いてもらうと楽になるってわかっていても
あまりにも過酷すぎると語ることができなくなるよね・・・
その気持ち痛いほどわかるよ
まだまだたくさん語りたいことあるんだろうな・・・
帰り際、駅の改札で最高の笑顔で
『今日はありがとうめっちゃ元気もらったまた遊びにいくね』と
言ってくれた友人の顔をみて、再会したのは必然だったな・・・
とおもわずにおれませんでした。
いやいや・・・
ありがとうはおたがいさま。
友人が本音で話を聴かせてくれたおかげで
私の学んだことがお役に立ちそうなんだもの・・・
ウィンウィンどっちにもプラスになったんだよ
押しつけがましくならないようにさりげなく見守って
友人の生命力が微弱になりそうになったとき
すぐに支えることができるように心を研ぎ澄ませておかないと・・・・
友人のおかげで気づくことたくさんあった今回の再会でした