アクシデントってほんとに突然におきるんですね
それにともなっての火事場のバカヂカラ的な気持ちにもなるんですね
はまだようこです
ここ2~3週間くらい前からじさまがコケて介助がないと起きれないことが
たびたびあってSOS緊急コールセット呼び出しベルというもんを購入しました。
ケアマネさんに介護枠でレンタルできるものがあればとおたずねしたんですが
認知症で玄関から外にでるときのブザーはあるけど緊急コールはあつかってないそうです。
なもんでアマゾンで注文次の日の夕方に届きました
さっそくセットして1つはじさまの首に
もうひとつはトイレにぶら下げました
お知らせしてくれるところはリビングと私たちの寝室にしました
急なおもいつきで注文したお呼び出しブザーが
到着数時間後に大活躍してくれるなんて誰がおもいますかぁ~
この日・・・朝から特に気になる症状もなかったじさま。
お風呂も自分ではいって夕食も晩酌もいつもどおり一緒に食べて、
寝る前のお祈りも終わり歯磨きして私がする朝と晩のマッサージもおわり
『おやすみなさいまた明日』といつものように一日が終わりました。
帰宅した三男坊にこんなんこーてんと呼ぶ出しブザーのこと話してるときに
突然ブザーのけたたましい音が
一瞬えっってなって我にかえって三男坊と当時に
『おじいちゃん』
あわててじさまの部屋にいくと
ベッドからずり落ちてあおむけに倒れてワナワナしてるやん
『うごかれへん・・・』『アタマ打って痛い』って
2階の寝室にも取り付けてるのでしゅういちさんも飛んできて
万が一アタマっていってるから動かしてたいへんなことになったら
あかんということで救急車を呼ぶことにしました。
そのあいだじさまはゴキブリがひっくり返ったカタチになって動けなくなっていました。
ありがたいことに5分もかからず救急車が到着して救急隊の方が介抱してくださり
病院にいくことになったのですが
ストレッチャーに乗せられて救急車に乗ったのはいいんですが
血圧・心電図を測ってもらうと心臓がどうもおかしい・・ということになってアタマだけなら脳神経科のある病院で受け入れてもらえばすんだんですが
循環器系も一緒に診てくれる病院でないとあかんやろ・・ということで
救急隊の方が電話をかけまくって病院探しをしてくださいました。
でも・・
なかなか搬送先がみつからず救急車の中で1時間半ほど待機。
じさまのお世話になってる病院は満床で受け入れてもらえず
家から近いところから探してくださったんですが
ことごとく断られやっと10件目で受け入れてくれる病院がみつかりました。
その病院は東大阪の我が家から遠く離れた大阪市福島区の『JCHO大阪病院』でした。
旧名称は大阪厚生年金病院です。
どの病院も受け入れる条件のひとつに
『何もなければ帰宅できますか・・』的なことがあるのか
救急隊の人に
『緊急の状態でなかったら帰宅が条件になりますがいいですか』って言われました。
どんな条件言われてもとりま診てもらわないと話にならんから、
朝まで帰れませんなんて言えないやんね(笑)
しゅういちさんも息子たちも在宅してたんでOKしましたけど
私が一人やったら・・・っておもったら地味にゾッとしました
幸いアタマの検査も心臓も大丈夫とのことで搬送先が見つかった時点で
入院になってもならなくても私ひとりは荷が重すぎるんですぐに
車で追いかけてもらいました。
大事に至らなくてほんとよかったんですが
これからこんなことが頻繁になるやろな・・・
私はわりと救急車慣れしてるというと語弊ありますがパニックにならず
冷静に対処できる方なんです
これは亡くなった実家の父のおかげかな
よく救急車にお世話になったからね
救急車をよんでからの私の行動はというと・・・
とりま下記のものをカバンに詰め込みました。
①保険証・あればお薬手帳
②とりあえずの着替え(紙パンツが活躍しました)
③靴(帰宅するとき助かります)
④現金(帰宅するときの支払い。忘れても次の日でもいいけど手間が省けます。
クレジットはダメなときがあるから)
⑤タオル
とっさに詰め込んだんですがみんな役にたちました。
今回のことがあったので転ばぬ先の杖で
救急車乗車用グッズの準備をしていこうとおもってます。
靴がことのほか役に立ちました。
急だったのでいつもじさまが履いてる靴をほりこみましたが
クロックスみたいなのを救急車乗車用のところにいれといたらいいとおもいました。
ほんま・・・
高齢者の家での転倒は肝を冷やします・・
172センチのじさまを143センチの私ではこけたら起こすことが
なかなかできません。
ヘルパーの資格持ってたらコツとかわかってできたかもしれないけど
なんやかんや資格とってるけどヘルパー資格には興味なかった(笑)
なにはともあれ
丑三つ時・・・夜の大阪の街を眺めながら帰宅できたことに感謝感謝でした。
帰るときには元気をとりもどしていたじさま・・・
『なんで大阪城ライトアップしてへんねん』って
みんなで『こんな真夜中に誰が大阪城みるねん』ってツッコミながら
帰路につきました(笑)
それにしても救急隊のみなさんの対応にはほんと頭が下がります。
根気よく病院を探してくださる姿にこんなに時間とってもらって
他に救急コールしてる人がいてたらどうするんやろ・・とか
ことごとく搬送を拒否されても丁寧に冷静に言葉をあらげることなく
対応されていてプロの仕事とはこういうことやなって
じさまのことをちょっとアタマから離れて感動してた時間もありました(笑)
まさか福島区までに及ぶとはおもってなかったんで
おもわず『連れて行ってもらえるんですか??』ってアホなこと聞いたのに
『大丈夫ですよ。』ってにこっとしてくれはった
ほんとにほんとに救急隊のみなさんありがとうございました