今日は、元取引先に挨拶に行って来た。


話がいろいろ弾んで、ランチを一緒に食べに行くことに。


そして、近くのお薦めのインド料理屋に案内された。


ランチメニューがかなり安い!ナンもおいしそうだし。期待期待。


食べてみると、ま~悪くはないかな?って感じ。ナンも柔らかいし。。


でも、週3回来ている彼女は、とても納得がいかない様子。


なんか今日は味が違う!!


私は初めてなので、こんなものか・・・って感じなのですが、週3回来るほどの常連となると違いがあるようだ。


ご立腹な様子だったので、何気なく


「韓国人ならお店の人にいいますよ。いつもと違うんだけど、何か変わりましたか?って」


そしたら、かなりうれしそうに・・・


「私いつもお店の人に言うんですよ。○○さんが一緒だから遠慮してたんですよ・・・」


てなわけで、彼女はその後店員さんにやんわりと話してた。

(彼女はアメリカ生活の長い人で、ちょっと日本人ぽくないので、言いたい派のよう)



韓国で生活している時に、韓国人に囲まれて食事をする機会がかなりあったが、出てきた食事の味などについて、なんの躊躇もなく店員に意見する人が普通だった。


あるカムジャタン屋に韓国人4人と行った時。


カムジャタンは、じゃがいもと豚の背骨を煮込んだ鍋。


この豚の背骨は、肉が結構ついてたりついてなかったりするんだが、この店はちょっと肉の付きがよくなかったようで、


「すいません~。これ肉がほとんど付いていないから、付いてるところ下さい!」


日本人じゃこんなこと言えないよな・・・とちょっとびっくり。


言われたお店の人は、いったいどんな反応をするんだろう・・・


すると


「そんなもんですよ。」


と軽く言い放った。


すご~い!


言うお客もすごいと思ったが、返す店員もすごいんだ・・・。


しかも、答えたおばさんはどう見ても、単なる従業員。


店長でもないのに、堂々と言い放ってその場を適当に済ませられるのも、おばさんパワー。



そういえば、私の友達で、お気に入りのパンをいつも同じパン屋で買っていたところ、ある日味が違うと言い出した。


私だったら、あの店以外で探そう・・・とか思うところだが、違った。


パン屋のおじさんに「味が変わったんだけど、粉とか変えましたか?」と質問している。


すご~い!


そんなこと、聞けるんだ。と尊敬。


でも、そのおじさんいい人で、仕入先が変わったとか説明してくれてた。


これもすごい。


普通そんなお店の事情話してくれないよな・・・



一見クレームなんだけど、韓国の人は「自分が気に入っている店は変わって欲しくない」という気持ちが強いようだ。


日本人だと、お店の人を傷つけてしまうかな・・・という気持ちで言えず、利用しなくなるパターンが普通。


どっちが本当のやさしさなんだろう?と思うと、難しい。


でも、私にはやっぱり言えないしな・・・