昨日は新大久保の韓国料理屋でちょっとした同窓会だった。
お店のチョイスは韓国マニアということで、私が担当。
サムギョプサルの味が本場に近いところを見つけたので、そこを予約した。
このお店はサムギョプサル以外もなかなか美味しいので、チヂミとかチャプチェとかいろいろ紹介しようと考えていた。
それにしても、私が全部勝手に決めるのもなんだったので、
「何か食べたいものある?」
と聞いたところ。
「タン塩」
「・・・」
う~ん。よりによってタン塩
韓国ではタン塩を食べないので、せっかくの韓国料理屋で食べたくない。
と言うことで、
「タン塩は邪道!」
で却下。
邪道である理由を説明し納得した上で、私に任せてもらうことに。
でも、タン塩を食べたいと言った人がサムギョッサルを一口
「あ~おいしい!幸せ」
誰よりもサムギョプサルを気に入り、追加注文までした。
却下してしまっただけに、うれしかった。
ところで、サムギョプサルってちゃんとおいしい食べ方をしなければ、ただの豚ばら。
いろいろアイテムが出てくるが、食べ方をしらない人も多い。
なので、私はサムギョプサルの食べ方をいつもみんなに教えている。
とりあえず、今日は、私が一番おいしいと思っている食べ方をご紹介
単なる私のこだわりなので、ご了承いただきたい。
①サンチュを広げる
②こんがり焼けた肉をゴマ油&塩につけて、サンチュに乗せる
③肉の上に、焼いたキムチをのせる
④お好みで、焼いたスライスニンニク、ネギサラダを適量のせる
⑤サムジャン(サムギョプサルについてくる味噌)をちょこっと乗せる
⑥これを全部包み、一口で食べる
ポイントがいくつかある。
スライスにんにくは焼いた方がおいしい。
韓国人は生で食べる人も多いが、焼いた方がほくほくして香ばしくてお勧め!
サムギョプサルってお店の人が焼いてくれるので、自分で好きにできない。
昨日もお店の人がやってくれたのだが、にんにくをきちんと焼いてくれなかった。
たぶん、焼いた方がおいしいと思っていないからなんだと思う。
それから、焼くキムチは酸っぱめがおいしい。
前にもお話したが、熱を通す場合のキムチは酸っぱめと決まっている。
日本の韓国料理屋でサムギョプサルを頼むと、時々酸っぱくないキムチが出てくることがあるが、これはイマイチ。
そして一番重要なのは、
一口で一気に食べる
日本人で特に女性だと、やはりお上品に食べなくちゃと思って、巻いたものの半分だけ食べようとして肉が噛みきれず、中のものがバラバラになり手がドロドロになるのを見かける。
これは、味を損なう上に、見た目にもよろしくない。
なので、サムギョプサルを食べる時は、ちょっと上品さには欠けてしまうが、一気にお願いしたい。
それから、サムギョプサルにかかわらず、遠慮せずにもりもり食べるのも韓国で喜ばれるスタイル。
「よく食べるね~」
と私は韓国人によく言われた。
一見いやみのようだが、これは褒め言葉だ。
あ、念のため昨日行った私のお気に入りは新大久保にある「おんどる」というお店。
ここのサムギョプサルはかなり本場に近いので、お薦めである。