本日、おやすみ。
今日未明、だーりん約15時間の大腸がん患部根絶手術を乗り越えました。
28日午前9時より、手術開始。
その30分前に、手術室入室の前に少し面会が出来るので早めに行こうとすると、姫が出発時間を勘違いし、病院に着いたのが手術室に入室するギリギリ。
だーりんと二、三言言葉を交わし、担当の看護師さん(前回の人工肛門造設手術の時も同じ担当さんで、我が家と同じ苗字)
に、手術の予定時間を聞きました。
呑気なだーりん、手術の予定時間を聞いていなかったのか、聞いていても頭から抜けていたのか、
「手術、どれくらいかかる?」
と何度聞いても、
「わからない~!」
とのこと。
担当の看護師さんからは、
「麻酔から覚めるのを換算して、7時間予定ですね。」
と答えてくれました。
だーりんが手術室に入室するするのを見届けてからは、ひたすら、家族待合室エリアでひたすら待機。
その間、職場の夏祭りの内職をしたり、職場の継子から対応についての連絡あり、それの対応したり、読書したりしてました。
そして、家族待合室エリアにいて感じたこと。
「ここは、命への想いが集まる場所だな。」
ってこと。
みんな大切な家族の命を思う場所。
そして、命を護るためには一刻を争うこと。
救急などできた方は、落ち着く間、悲しむ間もなく、色んな手続きや選択に追われる。
中には、1人で来ている方もいて…。
心中を察するだけでも胸が痛い…。
なんて、思いながらしていたら、手術終了時間の予定の午後4時。
午後6時くらいまでは、
「手術は長引くこともあるから…。」
なんて、姫といいあっていたのですが、さすがに、午後8時をすぎると、
「え?どうしたのかな?」
「連絡ないよね?」
と、手術が終わるとかかって来るはずの携帯を何回も見直したりしました。
そして、日中、待合室で電話が繋がらず、看護師さんが迎えに来ていた御家族が何組かいたのを思い出し、
「もしかして、電波わるい?」
なんて、考えたり…。
姫と意を決して、だーりんの入院する病棟へ聞きに行ったのが午後9時半。
病棟の看護師に聞くと、
「まだ、手術中で、出血が多く輸血もしていて、血圧も低下しているようです。場合によっては、ICU(集中治療室)に行くかもしれない。」
との事でした。
まだ、手術中ということに安心と、出血が多い、血圧低下、ICUなどのワードに、色んな想いと不安が駆け巡りました。
もう、心の中で、最悪の事態や色々な不安がよぎる度に、
「大丈夫、大丈夫!」
と心の中で、何度も唱えてました。
そして、そして、一緒にいてくれた姫の存在。
とっても心強かったです。
姫が今月から家事手伝いになったのも、このためだったんだとも思えました。
携帯の充電がなくなりそうなことを、看護師さんのに伝えると、手術が終わったら姫の携帯に連絡してくれるとなっていた姫の携帯がなったのは、29日0時過ぎ…。
手術室に向かい、主治医の先生の説明を聞き、
「あー!
それじゃ、これだけ時間がかかっても仕方ないわ。」
と納得。
主治医の先生もお疲れのはずなのに、とても丁寧に、あたし達にわかりやすく説明してくださいました。
主治医の先生の手術衣、汗が乾いて粉を吹いていたのをみて、だーりんの手術の難しさを改めて感じ、主治医の先生には感謝しかありませんでした。
その後、だーりんが麻酔から覚めるまで手術室前で待機。
だーりんが手術室からでたのは、午前1時過ぎ。
ICUかな?と思ったのですが、夜勤の看護師さんたちが、ナースステーション裏で様子を見るという提案をしてくださり、ICUではなく、病棟に戻ることが出来ました。
夜勤の看護師さんの1人が、前回の人工肛門造設の際も、今回もだーりんの入院担当の方で、入院中のだーりんの様子を話してくれ、帰りは遅いので気をつけてくださいと、あたし達も気遣ってくれました。
そして、コンビニにより、自宅へ着いたのは午後2時…。
玄関に入ると、父の靴。
父も来てくれました。
帰りが遅いことに怒る父に、事情を説明すると、
「やっぱり、俺も行った方がよかったな。」
と、娘と、可愛い孫と一緒に入れなかった事を悔やんでいるようでした。
3人が眠りについたのは、明け方。
コロナ禍なので、もちろん病院は面会禁止。
何かあれば、病院から連絡あるとの事。
現時点、あたしの携帯にも、姫の携帯にも病院からの連絡なし。
だーりんからの連絡もなし。
心配だし、今日も様子を見に行きたいけど、だーりんに会えないのでは意味が無い。
病院からの連絡には、迅速に対応。
だーりんからの連絡は、気長に待とうと思います。
ほんと、主治医の先生、看護師さんたちを始め、あたし達家族を支えてくれる方々に感謝です。
我が家の新たな家族の話。
第1章
ここに完結です。
そして、今日から第2章の始まりです!
紆余曲折あると思います。
決して、楽な道ではないと思いますが、父方の祖母、母方の祖母共に、
「人生生きているだけで丸儲け」
とよく言っていました。
だーりんが、この世にいてくれる事に感謝。
命に感謝。
皆さんに感謝です。