9月もいよいよ終盤、いかがお過ごしでしょうか?
今日は『ちっぽけなタイヨウ』に出演されるひのあらた さんからこの作品へのコメントを頂きました!!


今年は夏が短いのでしょうか…?夏好きとしてはちょっと寂しいところですが、どっこい芸術の秋も大好きなので、いやいや、もの悲しい冬に底知れない魅力を感じます。そう美しい日本の季節の始まりは、生命(いのち)芽吹く春です。という事で(どういうこっちゃ?)、陽なたプロデュース「ちっぽけなタイヨウ」に、「男」役で(男装という意味ではありません。)出演させて頂きます。ひのあらた です。(名前が平仮名なので、です。との間にスペースを空けないと何処までが名前か解らなくなります。)
明るく、ともすれば「おちゃらけてんのかっ!」というコメント始まりですが、自分的には至って真面目です。

今回のお話しを頂き、戯曲を読ませて頂いて、まず良いなぁって感じたところは、ひとつのテーマ(喪失感)で、感じ方、表し方の違いが、キャラクターによってよく書き分けられているなぁって感じました。(まるで季節の違いの様に…無理くり󾭛)また、各キャラクターに固有の名前が無い事も好きでした。「演劇は非日常の断片を切り取った芸術」って言葉を時々耳にしますが…勿論そういう部分もあるとは思いますが、やはり非日常と捉えるのではなく、日常の一部と捉えたい。だって、どんな人でも(人に限らず)必ず体験した事がある瞬間や時を描いているのだから。そして、キャラクターに名前が無いことで、より、誰にでも当てはまる物語に感じて頂ける気がします。いや、感じて頂ける様にガッツリ稽古します!小さなことからコツコツと(…誰の言葉?)、先ずはキャラクターの背骨を創り、手足、全身を、そして血を通わせ、少しでも身近に「男(彼)」を感じて頂ける様に。…所信表明演説みたいになってきたので、この辺りで…劇場でお会い出来ます日を楽しみにしております! 
○ひのあらた○

「ちっぽけなタイヨウ」演出助手より