予定していた大阪USJ・1泊2日の家族旅行。ジュラシックワールドをこよなく愛する息子と娘の念願のUSJ。慌ててハリーポッターの予習もさせた。
が、長男の突然の発熱により当日キャンセルという憂き目に。
宙に浮いてしまった娘の空白のスケジュールを不憫に思い、二人で立川の高島屋へ。
携帯で適当に調べてヒットした『冒険の島ドコドコ』
文句の一つも口に出さないが、急にキャンセルになった娘の心の穴は想像よりも大きいだろう。果たして無事に埋める事が出来るのだろうか。
結果、
埋まって
埋まって
埋まりまくった。
基本的にこのボールいっぱいある系遊び場が子供にスベってるのを見た事が無い。ボールの集合体は遊技場界のサンドウィッチマンと言えよう。
生まれた時から人見知りの弁が壊れている娘は、すれ違う人全てがお友達という考え方だ。
この日は、フィンランド人のお父さんを持つというイケメンハーフのメンズをロックオン。
誘い文句の第一声が『あなた、こっちにおいで』なのは、父親としてさすがに震えるが。
手を取り合ってハンバーグを作るご両人。この時どちらが正義のハンバーグかで軽く揉め始めたが、結論は若い者同士に任せた。
結果的にこの施設に4時間半いた。映画『ベン・ハー』よりも長い。
空腹を訴えた娘がつけ麺を御所望したので、駅前のえび助へ。
退店時には店員さんに『ごちそうさまでした、美味しかったです!』と大きな声でご挨拶が出来たし、『これが私のパパよ!』と僕を紹介もしてくれた。
クタクタになって家に帰ると、泊まるはずだったホテルに送った着替えが返ってきた。
声にならないお帰りとただいま。
大阪への怨念と渇望。
復讐の予定は秋。
最後に愛は勝つ。