先日真由美ちゃんから写真付きメールが届いた。
帰りが遅い僕の為に、娘がスープを作ってくれたという。
鶏肉をこねて団子にして
急な爆笑。ガキの使いのヘイポー回でも観てるのだろう。この笑顔はきっとそうだ
ちゃんと味見もしてくれた。両手なのが可愛い。腕の質感が僕と一緒で、なお可愛い。
暗号ではない。お手紙だ。『パパへ みつきがすプつくたよ』と書かれた可愛いお手紙だ。
帰宅して温めて飲んだ。
美味かった。
死んだら墓にかけてもらおうと決めた。
そしてこのスープを将来の結婚相手も飲むのかと思うと、ブン殴ってやりたくなった。
振り下ろし気味に放った右フックは、真夜中のリビングの空気を鋭くを割いた。