はい、お疲れ様です。

いよいよ新年度のスタートをきりますが、大きな想い出について書きたいと思います。

先日は『Cat 4 Youngster 2016』終演を迎える事が出来ました。

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今年も沢山の方に愛され支えられ、学生達の気持ちのこもったダンスにに大きな感動が生まれ涙しました。
誰でもそうだと思うのですがこの世に生を授かった瞬間に1つの事が決定します。『死』です。
生きる為の代償として全ての人に平等に与えられ、どんな生き方をしようが誰もそれを回避することなんて出来ません。
この作品のテーマは死ぬまでにどう生きるかを学生達が演じる舞台です。
言葉で表せば壮大過ぎるテーマですがいたってシンプルですし、必ず向き合わなくちゃいけません。
一度きりの人生を自分の周りを取り囲む大好きな人達と共に愛を持って生きる
この舞台に置き換えると同じ時代に生まれ出会った仲間達と一度きりのステージに愛を込めて踊るということになります。

我々としましては、その直球の愛をそのまま感じてもらい誰かにとって学生時代の大きな想い出なれればという気持ちでさせて頂いています。

人の想い出になれるなんて本当に光栄過ぎます。
自分も何年経とうがあの時聴いてたあの音楽を耳にすれば色んな想い出が蘇ります。
一緒に聴いていた人やその時の風景だって思い出せたり、時には聴くだけで背中を押してもらえたりします。
音楽の先に目には見えない物でずっと繋がってるような気になれます。
何かあったときは踊った音源を聴いてほしいです。

今回も沢山の学生達が一つのテーマに向けて一生懸命演じました。
何度も生きては死に、生まれ変わり、ある時生まれ変わる必要がなくなる人生に出会い死んでいくストーリーです。

リハではそれぞれ色んな気持ちがあったと思います。楽しかったこともあれば、悩み、思い通りにいかなかったりぶつかったこともあると思うし、得意もあれば苦手もある。
ダンスを通じて周りや自分を認め合い各シーン作品を生んでいきます。

自分は心を込めて2シーン作りました。
各作品を通じて伝えたいことはそれぞれありました。
1つは『共存』
1つは『自立』
どちらも周りの人がいないと実感できないことです。
実際に演じているのはストーリー中でもその様な意味を含めたシーンで、その大切さを作品でぶつけてみたかったからです。
ここのシーンの楽曲は毎年受け継がれているので思い入れも大きいです。
今回は今まで踊ってきた人達のをベースにしながらも限りなく演出イメージに近づける事が出来たので、楽曲だけではなく振り付けや構成の流れも受け継いでいけると思えました。
みんな少ないリハの中で自分が出来ることを必死にやってくれました。

そんな想いを込めたダンス作品が10作品あり全てを大切に繋ぎました。

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毎年公演前は全員でデカイ円陣を作り『ニャー』って言います。

初公演から沢山の人が繋いできたから沢山の人の想いを乗せています。
というのもこの舞台は今、過去に出演してきた歴代の先輩達が中心となり制作をしていて
中には初公演の1年生やった子が3年間出演し制作に携わってくれた子もいます。

そして今回はちょっとしたイタズラもしました!

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OB達とラストシーンの振りを内緒で練習しフラッシュモブをしました。
踊ってなくてもメッセージで出演者の背中を押してくれる先輩達もいました。
先輩達の言葉は出演者に凄く響いていたし、自分自身にも響きました。

みんな元気でやってますか?

公演が終わると最後の終わりの会をします。
制作陣やコレオグラファーがみんなに一言ずつお話をします。
最後に口を開くのは自分なので、誰かが話し終わる度に段々と確実にこの舞台が幕を閉じていく事を実感させられ自然と目頭は熱くなってきます。
もう、このメンバーと一緒にいれる時間は一生の内に今だけ、、、と思いながら仲間達の発言に耳を傾け秒単位で大切に過ごします。

僕は自分の順番になると毎年複雑な想いで話し始めます。
大切な事は全部、仲間達が1人ずつリレーの様に話してくれている為、僕の時には『ありがとう』しか言うことがありません。
そして、それ以上に伝わる言葉が無いのも知っています。
そんな中
自分が締めればこの夢のような空間が覚めてしまう寂しさ、そして自分が締めれば新たな一歩が始まる希望
僕の心の中は紛れもなくこの2つの感情と大きな感謝の気持ちが入り混じり、初公演から今作のリハにかけての想い出はフラッシュバックし涙腺は崩壊寸前になっています。
年を重ねその分の想いが出てくるとなると喋るときに立っていられるのか今後の自分が心配なりますが、僕は既に神か仏の様なみんなを包み込めるメッセージなんて発言が出来ないメンタルになっているのです。

だから、みんなで声を出すことにしました。
みんなは自分自身の一歩と仲間達の一歩を後押しするかの様に力強く『ニャー』って言ってくれました。


今一度、みんなに心の中で盛大な拍手と歓声を贈ります。

本当にありがとう。大好きです。

チョキ(*^o^*)

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コンコン、、、(^.^)