昨日、人からとても良くしてもらえることがあった。
「お父さんには、ほんま良くしてもらったから、これぐらいどうって事ないで。
ほんまにほんまに世話になってん。
また言ってきてくれたら、来てするから!」
と、父が生前かかわりのあった人たちが、そう言って、
本来だったら、
お金を払ってその専門の所に頼まないといけないことをしてくださった。
外面がいいと言えば、それまでなんだけれど、
身内には冷たいというか、厳しく感じられる所もある人だった。
今、思うと人の裏表なんかもわかるから、
口先だけの人や、まっすぐじゃない人がダメだったんじゃないかと思う。
でも、ほんとうにこの人という人には面倒見がいいというか、
自分がしてあげれることがあったら、
出来る限りのことをしていた人だったんだと思う。
それにしても、亡くなった後でも、
それだけの事をしてくれる人がいるなんて、
「お父さん、いい人間関係を築けてたんやね」と、
母が亡くなった後の10年間の1人暮らしが寂しすぎるものでなくて、
本当に良かったと娘の私は思ったのでした。