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対決

(C)2007 Warner Bros. Entertainment Inc. 

Harry Potter Publishing Rights (c) J.K.R.

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団


復活したヴォルデモート(レイフ・ファインズ)との戦いからなんとか生還したハリー(ダニエル・ラドクリフ)だったが、魔法省は復活の事実を否定。そんな矢先、人間界に戻ったハリーはアズカバンの番人であるはずのディメンターに襲われ、魔法を使って切り抜ける。異変を知ったムーディー(ブレンダン・グリーソン)らダンブルドア(マイケル・ガンボン)の腹心はハリーを秘密の隠れ家に連れて行く。


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再見。前作で復活したヴォルデモート。全面対決の始まり。序盤はいつも通りホグワーツ。だが、魔法省から派遣されたアンブリッジ(イメルダ・スタウントン)の「荒らし」で「楽しい学園生活」は微塵もなし。以降シリーズはアンダーな展開に突入。


「そんなわけないじゃん」で済まそうとする大人たちに少年の声は届かない。が、少年を信じ対処しようとする仲間は徐々に増えていく。情報操作、洗脳教育、不死鳥の騎士団…魔法界が二分する裏で、ヴォルデモートの策略は着々と進む。


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ブラック家の歴史、ネビル(マシュー・ルイス)の悲劇、父とスネイプ(アラン・リックマン)との確執…過去の伏線が次々と回収。今回はモブと思われたトレローニ(エマ・トンプソン)の重要な役割も判明し、物語は全面対決へと邁進する。


本作、CGが今までにないほどド派手。人間界に現れるディメンター、ロンドンの街を箒に乗って疾走するハリーたち、魔法省内での団体戦…その量も最多レベルか。もはやアクション映画の領域。決戦に向けて機運は高まりを見せる。


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ラドクリフはショートヘアで大人感増量。成長に加え、前作から1年半以上開いたからかな。エマ・ワトソンルパート・グリントボニー・ライト、ルイスら他の生徒役もほぼ同じ状況。ルーナ役イヴァナ・リンチは本作で初登場。


ヘレナ・ボナム=カーターナタリア・テナも初登場。敵味方のファンキーウィッチが大暴れ。そんな個性派二人を差し置いて、アンブリッジ役で初登場のスタウントンが超強烈。経験豊富なイングランドの大御所が僕たちをイライラさせるのでサイコー。


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不死鳥の騎士団とヴォルデモート一派と魔法省。原作にあるロンのクィディッチでの活躍を端折ってまで描きたかったのは、この複雑な相関図。楽しい学園ライフを排除した、シリーズの折り返し後を示唆する一本。ハリーの初恋が唯一のアオハル。


団体の魔法バトルを描くのはシリーズ初。ロン、ハーマイオニー、ネビルらは初めての命を賭けた戦いとなる。騎士団も参戦しての乱戦。そしてハリーは大切な人を失う。魔法は人の命を奪う武器でもある。力は正しく使わないとダメ。



 DATA

監督:デヴィッド・イェーツ/マイケル・ゴールデンバーグ/原作:J.K.ローリング

出演:ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン/マイケル・ガンボン/イメルダ・スタウントン/ゲイリー・オールドマン/マシュー・ルイス/イヴァナ・リンチ/ケイティ・リューング/ボニー・ライト/ジェームズ・フェルプス/オリバー・フェルプス/マギー・スミス/エマ・トンプソン/アラン・リックマン/ブレンダン・グリーソン/デヴィッド・シューリス/ナタリア・テナ/ジュリー・ウォルターズ/マーク・ウィリアムズ/ジェイソン・アイザック/トム・フェルトン/ワーウィック・デイヴィス/デイビッド・ブラッドリー/ロビー・コルトレーン/ヘレナ・ボナム=カーター/レイフ・ファインズ



hiroでした。



炎のゴブレット←4作目


アズカバンの囚人←3作目


秘密の部屋←2作目