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ヴォルデモートの過去

(C) 2009 Warner Bros. Ent./Harry Potter Publishing

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ハリー・ポッターと謎のプリンス


闇の魔法使いの活動が活発になり、マグル(人間)の世界をも攻撃し始める。その頃、騎士団でありながらヴォルデモートの側に潜り込んでいるスネイプ(アラン・リックマン)は、ドラコ(トム・フェルトン)の母ナルシッサ(ヘレン・マックローリー)とある「破れぬ誓い」をたてさせられる。一方、マグル界でも孤立しているハリー(ダニエル・ラドクリフ)。一人地下鉄のカフェにいるところにダンブルドア(マイケル・ガンボン)が現れ、手伝って欲しいことがあると告げる。


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再見。続けて観るとわかりやすい。シリーズ6作目でようやく明かされるヴォルデモート=トム・リドル(フランク・ディレン)の過去。そして計画。過去のエピソードが繋がっていく。長い長い物語はクライマックスに向けて加速する。


闇の帝王と戦い続けたハリー、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)の三人。戦いの中で、それぞれが見つける大切な人。三人とももう大人。浮かれたアオハルな恋なんかじゃない本当の絆だ。


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宿敵ドラコも大変なことに巻き込まれ、スネイプに至っては「どっちだよ」と観てるこっちも混乱。その結果、シリーズの大黒柱ダンブルドアに悲劇が訪れる。ここでその展開…この先どうなるの? 原作既読で臨んでも、なかなか整理つかないよ。


イライラのタネのダーズリー家も出てこない(原作にはチラッと出てきたかと)。学校生活もクィデッチも「あるにはある」レベル。恒例の新任教師もいるにはいるが役割は明確に違う。全体、暗いトーンに包まれ、リドルの過去に迫る。


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ダンブルドアのガンボン。途中からの選手交代だったが、過去一の大活躍。…なのですが…知らない方もいるかもしれないので伏せておく。ある意味主役のリックマンは次作からもすごい。カギを握る新任の先生には名優ジム・ブロードベンド


ラドクリフ、ワトソン、グリント…最初から観てると「大人になったなー」と。僕ら世代で観ている方はおそらく親目線。ドラコのフェルトンがヘタレいじめっ子を卒業。ホンマもんのヴィランへの第一歩を示す。これも成長。


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といった具合にグイグイ核心に迫る本作。ヴォルデモートの周到さ。それと同時に弱点も見えてくる。アオハル特有の浮かれ気分は目に見えて減少。最終章への準備は万端、といったところ。これだけ内容の濃い原作をよく一本にまとめたな、と感嘆。


4作目でヴォルデモート復活。5作目で両陣営の対決。本作ではヴォルデモートの過去にスポットが当てられ、いよいよ最終章へ。次はさすがに端折るとこが少なく前後編の2作構成となる。バラバラでしか観たことない方は、ぜひ一度最初から。



 DATA

監督:デヴィッド・イェーツ/脚本:スティーヴ・クローヴス/原作:J.K.ローリング

出演:ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン/ボニー・ライト/マイケル・ガンボン/トム・フェルトン/イヴァナ・リンチ/ジム・ブロードベント/フランク・ディレン/ヘレン・マックローリー/ジェームズ・フェルプス/オリバー・フェルプス/ティモシー・スポール/デイビッド・ブラッドリー/ワーウィック・デイヴィス/ジェマ・ジョーンズ/ナタリア・テナ/マーク・ウィリアムズ/ジュリー・ウォルターズ/デヴッド・シューリス/ロビー・コルトレーン/マギー・スミス/ヘレナ・ボナム=カーター/アラン・リックマン



hiroでした。



不死鳥の騎士団←5作目


炎のゴブレット←4作目


アズカバンの囚人←3作目