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伝説のDNAを繋ぐ


ゴーストバスターズ アフターライフ


アパートを追い出されて住む場所を失ったキャリー(キャリー・クーン)、トレヴァー(フィン・ウルフハード)、フィービー(マッケナ・グレイス)の三人家族は謎の死をとげた亡父イゴン(ハロルド・ライミス)の遺したオクラホマの家に移り住むことになる。その頃、火山も活断層もないこの地に謎の地震が続いていた。



1984年「ゴーストバスターズ」、1989年「ゴーストバスターズ2」、2016年「ゴーストバスターズ」(84年版と同名)に次ぐ4作目。前作がリブート作品なので実質89年版の後継に当たる。結構迷った挙句スクリーンスルーした本作を初見。


本作でカギを握るイゴンは元ゴーストバスターズ。演じるライミスが2014年に感染症の合併症でご逝去され、これにより16年版以降の企画が変更。改めて作られた完全続編が本作。オリジナルバスターズの孫世代が躍動する。



伝説のゴーストバスターズが祖父だとわかるのは中盤(過去作観てる方はもっと早くわかる)。そこまではふつうにSF。それっぽいアイテムは出てくるけど、一見さんでもついていけると思う。クライマックスに向け過去作メンバーも絡んでくるけど。


CG技術が80年代より格段に進歩。本作のマシュマロマンなどは今だからできる表現。コメディ色が強かった過去作だけど、本作はその色合いは弱い。ティーンが中心なので学園ものっぽくもあり、笑うつもりで観てると困惑するかも。



ライミスはCG出演で追悼。元メンバーのビル・マーレイダン・エイクロイドらは思ったより食い込んできた。シガニー・ウィーバーはゲスト。「アントマンポール・ラッドはマシュマロマンと格闘。あ、マーレイ、「アントマン」に出てたね。


主演はマッケナ…ってエー‼︎ 「ギフテッド」の天才少女ちゃんじゃん。大きくなったねー(笑)。そしてお兄ちゃんのフィン…って「ストレンジャー・シングス」のマイクじゃん。確かに見た顔。その後イレブンとはどうよ?←観終わってない案件



ちなみにジェイソン・ライトマン監督は84年版、89年版の監督アイヴァン・ライトマンのご子息。本作でアイヴァンは制作に回ったが、公開後間もなく75歳でご逝去。伝説のシリーズのDNAは次世代に繋がれた、というわけだ。


「胸熱」と聞いていたが、そういうことだったか。変人と思われていたおじいちゃんの真実。そしてその想いもDNAと共に次世代に繋がれていた。本作の続編も決定。時はまさに大オタク時代。新ゴーストバスターズが大海原に帆をあげた。



 DATA

監督・脚本:ジェイソン・ライトマン/脚本・製作総指揮:ギル・キーナン/製作総指揮:ダン・エイクロイド/製作:アイヴァン・ライトマン

出演:マッケナ・グレイス/フィン・ウルフハード/キャリー・クーン/ポール・ラッド/ローガン・キム/セレステ・オコナー/シガニー・ウィーバー/アニー・ポッツ/アーニー・ハドソン/ビル・マーレイ/ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス



hiroでした。



ゴーストバスターズ←1作目


ゴーストバスターズ2←2作目


ゴーストバスターズ←3作目はリブート版