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心にこだまする真実

エコー


キングピン(ヴィンセント・ドノフリオ)とホークアイ(ジェレミー・レナー)の争いに巻き込まれたマヤ(アラクア・コックス)。父殺しの黒幕がキングピンだとホークアイに知らされたマヤはキングピンを射ち、そのまま故郷のオクラホマに逃走する。ところがそこにもキングピンの息がかかった者たちがいて、故郷に戻ってきたマヤに追っ手が迫る。



ドラマでホークアイを追い詰めた暗殺者マヤ。ドラマのラストから直結するスピンオフドラマ。ホークアイ、デアデビル(チャーリー・コックス)もカメオ出演するが、本作はダークヒロインマヤの物語。故郷の街でキングピンとの戦いが始まる。


注目すべきはマヤの背景。耳が聞こえず片足は義足のネイティブアメリカン。逆風強いニューヨークで裏社会の大物キングピンに育てられる。ところがキングピン、実は父の仇だった、というところからドラマは始まっている。


ネイティブであることがカギ。深掘りするとマヤのルーツが並大抵じゃない。ご先祖様の特殊な能力が受け継がれ、悪から目覚めたマヤが徐々に覚醒…つまりヒーローサイドに転身する(かもしれないし、しないかもしれないし)という流れ。



マヤ役コックスの大抜擢が高評価。そのコックス、実はネイティブで居留地育ち。実は聴覚障害者。実は義足。リアルマヤ・ロペスの登場に称賛の声が多いなかキャスティングに疑問を投げる人もいる。まあ、作品の外の話ではある。


エコーとはこだま。先祖とつながり、自身と向き合い、心のなかでこだまのように響く真実を聞け、という解釈で良いのかな。キングピンが見たのもそういうことなんだろう。キングピンに何が起きたのか。その答えはシーズン2に持ち越し(笑)


先祖とつながる、ってわかる気がする。日頃から気にとめておきたいこと。あんな特別なご先祖様じゃなくてもいいのにね。「ご先祖を召喚して戦う」みたいな必殺技的表現は、せっかくのスピリチュアルな空気がもったいない。



hiroでした。



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