#2_20240130_109シネマズ南町田GP
ワン流ファミリーエンタメ
(C)2023 Warner Bros. Ent.
All Rights Reserved.TM & (C)DC
アクアマン 失われた王国
陸では育児をしながらアクアマンとして海賊を退治し、海ではアトランティスの王として国を治めるアーサー(ジェイソン・モモア)はアトランティスと人類の共存の道を探っている。ある日、アトランティスから古代のエネルギーが盗まれる。犯人は海賊だった父をアクアマンに殺されたケイン(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)。かつてブラックトライデントを使って暴虐を繰り返し封印されたコーダックスの復活が目的だった。
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派手なロックナンバーのなかワイルドに暴れまくる海の王アクアマン。前作からの仲間たちやヴィランもキホン続投。異次元海中アクションはもはや本シリーズの代名詞。見たことない最中バトルがスクリーンに展開する。
本作のカギはファミリー。兄弟であり親子であり。仲違いしていたアーサーと弟のオーム(パトリック・ウィルソン)が大昔の兄弟喧嘩のケリをつける。アーサーの王の血を受け継ぐ幼き息子。オームと父。ケインと父。いずれも家族の宿命だ。
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そんな男たちの大喧嘩の外での女たちの戦いも印象的。アーサーの妻メラ(アンバー・ハード)、兄弟の母アトランナ(ニコール・キッドマン)は戦う理由がストレートに「愛」。子どもを思う母の強さは万国、いや地球共通だ。
最近の傾向かな…ラスボスが今ひとつ残らない。本作、バックにいる闇の王コーダックスよりもケインのほうに目がいくものね。最後、アトランティスと人類の関係に進展があり、次の展開が期待されるところだが…大人の事情でDC作品の今後は未定。
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ワイルドヒーローが板に付くモモア。ジェームズ・ワンつながりで「ワイルドスピード」にも参加中。ハード演じるメラは派手目なオカン。この夫婦、個人的には吹き替えの大阪バージョンも用意してほしいと。合うと思うんだけどね。
「死霊館」シリーズのウィルソンがまたカッコよくなった。キッドマン、今回もアクション(CGだろうけど)を披露。まだまだいける。「アントマン」シリーズや「ワンダビジョン」のランドール・パークもDCとMCUの垣根を越えて参戦。
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俺様の兄と狡猾な弟で喧嘩して後に共闘。ん?どこかで見たな。世界から隠された謎の文明国が人類の前に現れる。ん?これもどこかで…。垣根の向こうのあの作品この作品。ファミリーテーマなのがワイスピっぽいのは同じ監督だからOK。
既視感だらけではある。でも映画をたくさん見てる人ばかりじゃないものね。予定調和だけど面白い。エンタメとしてはそれが一番かと。オームの走り方案件と「アレ」を食べる案件はシアターでも声出して笑って良い。
DATA
監督・製作:ジェームズ・ワン/脚本・原案:デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック
出演:ジェイソン・モモア/パトリック・ウィルソン/アンバー・ハード/ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世/ランドール・パーク/ドルフ・ラングレン/テムエラ・モリソン/ニコール・キッドマン
hiroでした。