#3_20240204_109シネマズ南町田GP
キャラ祭りで好発進！
(C)野田サトル／集英社
(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
ゴールデンカムイ
日露戦争で激戦の二百三高地を生き抜き、不死身と呼ばれた杉元（山﨑賢人）。２年後、北海道の山河で砂金を採取していた杉元は、秘密の埋蔵金と脱獄囚一味の噂話を語る後藤（マキタスポーツ）に襲われる。後藤を倒し、彼がその脱獄囚だと知り、埋蔵金の話が事実だと確信した杉元は、助けられたアイヌの少女アシリパ（山田杏奈）と共に埋蔵金の謎を探る。
(C)野田サトル／集英社
(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
コミックが話題なのは知ってたが、未読。あえて予備知識ゼロで話題の実写化作品にトライ。連作になったら後発参戦は悔しいし、賢人くんならハズレはないしね。ということで、何が起きるかわからないドキドキのまま物語の幕が上る。
莫大な埋蔵金をめぐって軍のはぐれ士官鶴見（玉木宏）、脱獄囚土方（舘ひろし）、そして不死身の杉元一派の三つ巴。土方の後ろに「のっぺらぼう」なるラスボスがいる模様。この相関はこれから広がるのだろう。原作未読はキープすることにした。
(C)野田サトル／集英社
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映画版第1作時点ですでに大キャラ祭り。アシリパの純朴さに心洗われ、白石（矢本悠馬）は超ホッコリ担当。鶴見のエグさは評判以上。尾形（眞栄田郷敦）も谷垣（大谷亮平）もこの後ガシガシ出てくる匂いがプンプン。
コミックがヒットするのはキャラが「いる」だけではダメ。キャラごとの深みが物語の芯を太くしてくれるかどうかがポイント。私欲に塗れたお宝探しは人間味を加味してドラマティックに昇華。映画脚本もうまくいってたように見受けられる。
(C)野田サトル／集英社
(C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
「キングダム」も次作で一区切りの賢人。これも始まるの？ア〜ンド陰陽師も？…忙しすぎない？ 杏奈ちゃんはお初で新鮮味。子役出身なのでどっかで観たことあるかもね。硬質な本作に柔らかさを提供しているのは杏奈効果。
賢人と「キングダム」つながりの玉木。「沈黙の艦隊」もありシリーズ続き。変な汁出す熱演でもっていく。高畑充希が裏ヒロイン。賢人とは「ヲタクに恋は難しい」のコンビ。眞栄田は本業アクションも披露。白石＝矢本のキャスティングは正解。
(C)野田サトル／集英社
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アクション監督は「キングダム」の下村勇二。今や日本映画に欠かせない存在。冒頭の戦場シーンの飛び跳ねる杉元はまるで飛信隊の信（笑）。音楽もやまだ豊なので余計にね。アイヌ関連はちゃんと監修しているようだが知識がないので不明。
本作のテーマは何だろう…ってまだそこまで辿りついてないんだな。第一弾はキャラ祭り。追加キャラのビジュアルも最後にチラ見せ。原作好きな方をワクワクさせて次回に続く。何作撮るのかはわからないけど、まずまずの好発進。
DATA
監督：久保茂昭/脚本：黒岩勉/原作：野田サトル/アクション監督：下村勇二/音楽：やまだ豊
出演：山﨑賢人/山田杏奈/矢本悠馬/眞栄田郷敦/工藤阿須加/柳俊太郎/泉澤祐希/マキタスポーツ/勝矢/山内圭哉/堀部圭亮/木場勝己/大谷亮平/井浦新/高畑充希/玉木宏/舘ひろし
hiroでした。
