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「ワールドエンド」とセットでお楽しみください

パイレーツ・オブ・カリビアン

デッドマンズ・チェスト


ウィル(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)はかつて海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を助けた罪で逮捕される。黒幕は世界の海で商売をする東インド会社のベケット(トム・ホランダー)。彼は二人を釈放する条件として、ジャックからコンパスを奪ってくるようウィルに要請する。



はい、第二弾。もちろん再見。実は「呪われた海賊たち」の初見はTSUTAYAレンタルでスクリーン鑑賞は本作から。前作の初見は微妙にハマらなかったのが、本作鑑賞でハマった。本作をスクリーンで見たことは意味があったようだ。


物語は海の亡霊デイヴィジョーンズ(ビル・ナイ)の章。ジャックとジョーンズとの因縁、ジョーンズを追うベケットという新展開。ウィルとエリザベスの恋と並行してウィルの父ビル・ターナー(ステラン・スカルスガルド)も登場。



お馴染みメンバーの新たな冒険。しかも、前後編2作品とスケールアップ。バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)を上回る強敵に立ち向かうジャック、ウィル、エリザベスなのだが、純粋な仲間とも言えないのがこのシリーズらしさ。


そうしたなか、一度はエリザベスに振られたノリントン(ジョナサン・ダヴェンポート)がオトコを上げる。ダルマ(ナオミ・ハリス)が怪しさ全開の登場。負けじとギブス(ケヴィン・マクナリー)ら海賊たちの存在感も大増量。キャラ祭に再び。



ジョニデはだいぶ慣れてきた。バートン作品じゃないとカッコいい。ビルナイにステラスガルドという現代映画界における2大イケオジ二人が登場。撮影当時はアラサーだったハリスは汚れメイクでも素のキュートさは隠せない。


特筆はナイトレイ。自身の看板キャラとなったエリザベス。髪をバッサリ切ってイケメンぶりを披露。前作でもお嬢様らしからぬ面を出し始めていたが、本作では中身もイケメン覚醒。その一方でオトコを手玉に取る冒険ドラマのニューヒロイン。



孤島の部族からの脱出撃。ふざけすぎかと思わせておいて問題は案外深刻。デイヴィジョーンズと仲間たちのビジュアルもグロいし、仲間を平気で裏切るのは海賊とはいえセーフなのか?のレベル。抑揚もなく、ラストには…。


一本の作品としては明確に不完全。物語は後半「ワールドエンド」とセットで完成する。そういうのは慣れてしまった(笑)。それで面白ければよし。ということで、トータルの感想は次作レビューで。



 DATA

監督:ゴア・ヴァービンスキー/脚本:テッド・エリオット/テリー・ロッシオ/音楽:ハンス・ジマー/製作:ジェリー・ブラッカイマー

出演:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ/ナオミ・ハリス/ジャック・ダヴェンポート/ジョナサン・プライス/ケヴィン・マクナリー/マッケンジー・クルック/トム・ホランダー/ステラン・スカルスガルド/ビル・ナイ/ジェフリー・ラッシュ



hiroでした。



呪われた海賊たち←1作目


生命の泉←4作目


最後の海賊←5作目