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かつて子どもだった大人たちへ

ピーター・パン


ロンドンに住むダーリング家の子どもたち、ウェンディ、ジョン、マイケル。毎晩、子ども部屋でウェンディがピーター・パンの物語を語るが日課だ。長女のウェンディが一人部屋に移ることになり、三人の子ども部屋での最後の夜となったその日、窓から空を飛ぶ少年が現れる。



1953年のディズニークラシック作品。上の子と共にディズニーパークにハマっていた頃、ビデオソフトで数え切れないほど観た。多くの男の子や元男の子が好きな作品ではないだろうか。30代で遅まきながらハマった僕のクラシックナンバーワン作品。


今回、初めてレビューするにあたって調べて知ったんだけど、ウェンディの声優キャサリン・ボーモントさんって「不思議の国のアリス」でアリスの声も演じてるのね。いつも観てる日本語版だと土井美加さんも両方演じてます。


海賊やインディアン(=当時の表現)、人魚、そして妖精がいるネバーランド。冒険好きな子ども心をくすぐる設定。僕が刺さったのは「信じていれば飛べる」というところ。イマジネーションに限界はない。You Can Fly!


でも、それだけなら子ども向けのおとぎ話。それをかつては子どもだった大人たちに刺さる作品にしたのは、ラストの夜空を見上げたパパの一言。「あの船なら知ってるよ」…そう、誰でも子どもの時、行ってるんですよね、ネバーランドに。


 DATA

監督:ウィルフレッド・ジャクソン/ハミルトン・ラスク/クライド・ジェロニミ/原作:ジェームス・マシュー・バリー/製作:ウォルト・ディズニー/ロイ・O・ディズニー

出演:ボビー・ドリスコール/キャサリン・ボーモント/ポール・コリンズ/トミー・ラスク/ビル・トンプソン/ハンス・コンリード



hiroでした。



フック←スピルバーグによる大人になったパン


PAN←ワーナー版実写作品