タイガースの開幕戦は、5対5で引き分け。

もしタイガースが本当に強いチームなら、関本のホームランで、そのまま4対3で勝っていただろう。
また、弱いチームなら逆転されたまま、5対4で負けていただろう。

すなわち、評価としては「強くもないし、弱くもない」という、タイガースの現状を表す試合だったのかもしれない。

ところで、心配なのは、やはり「球児で追いつかれた」と言う事だ。

144分の1ではあるが、開幕戦で最高の形で、球児に繋いだ。ベンチもファンも誰もが、九分九厘「勝利」と思っただろう。

球児のレベルの選手には、今更、発奮材料は要らないだろうから、今後の課題として、球威、キレ、制球力、コンビネーションなどの、立て直しに期待したい。

しかし、昨日の開幕戦は、タイガース戦も含め、全ての試合が面白かった。

私は、札幌ドームで栗山監督の初陣となる北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズの解説をしたのだが、斎藤佑樹という選手は、不思議な何かを持っているなぁ、と改めて感じた。

しかし、カワイイ顔だったなぁ。

ありゃ、モテるわな…。。


(野球評論家)
広澤克実