あの日から5年になりました… | Peach's Punch☆彡 PartⅢ

Peach's Punch☆彡 PartⅢ

Vocalist ひさこです彡
ひさこのステージ情報や
日々の徒然をご紹介してます♪

ヴォーカリストのひさこです

昨日の9月14日
ひとりスタジオにこもって特訓!

その帰り際
ふと時計をみると
21時30分過ぎ…

『ああ、目覚めた頃の時間だな』

12時間以上が経って
全身麻酔から目覚め
ひと口だけ
口に含ませてもらった氷水が
この世のモノとは
思えないほど
美味しかった

そんな5年前のことを
鮮明に思い出したりします

東日本大震災から
半年が経った
9月11日

心臓の左房に
特大の腫瘍がみつかり
(*病名:左房粘液腫)

その2日後の13日に
紹介状一式を持って
朝一番で大学病院へ赴き
そのまま集中治療室へ

翌朝には
人工心肺に繋がれての
7時間の手術でした

8×4cmの腫瘍は
左房弁を突き破り
心臓は辛うじて
動いていた状態で

「この状態で、生きていられるなんて」
「これが人間の奇跡だよね」
「こんなラッキーな人はいないよ!」

などなど
たくさんの先生や
検査技師の方々が
仰ってくださいました

でも、わたし自身は
あまりにも突然に
わが身に起こった現実を
何も受け止めることもできず

ただただ

「今を生抜かなければ」

という思いで

自分の命を
先生方に預けました

そして大勢の方の
手と想いとで

九死に一生を得ることができたのです

あれから5年

それが

〝もう〟なのか
〝まだ〟なのか

わたしには
まったく分かりません

でも確かなのは

様々な困難や苦境
悲しみのなかでも

こんなちっぽけなわたしを
大切に思ってくださる方々の
温かさに支えられ

乗り越えてくることができたのです

さらに
どんな物凄い逆行と思われる
最中であっても

この上なく自分が
幸せであることを噛みしめ
感謝の心を見失なわずに
日々を過ごせています

近くにいても
離れていても
わたしに思いをよせて
くださっている皆さん

改めて
御礼を言わせてください


いつもありがとうございます



この5年の間には

より深まった絆もあれば
遠く離れ消え入ってしまった
絆もあります

それでも
また新たな素晴らしい
出逢いに恵まれたりと

生きている限り
否応なしに
人生は続いていくのだな
と、身に染みています…

否応なしに
続く人生なのであれば

皆さんがわたしにしてくださる事のように

わたしの
大好きで大切な皆さんへ
この感謝の思いを
より多くお返ししていけたならと

本当に未熟で
拙いわたしなのですが…

いままでも
これからも

皆さんへの大切な思いを
皆さんと共に
育んでゆきたいです


わたしは今
とても元気です

年に2度の心臓チェックも
この夏から
年に1度となりました

これから
もっともっと
健康になっていきます

お伝えしたい想いがあふれて
長くなってしまいましたが
なんとか短くなるよう
頑張りました(笑)

でももう少し
お付き合いください

5年まえ
手術の時間を迎えるまでの間
ひとりベッドの上で
一晩中考えていた事の中に

その日から半年遡った
東日本大震災の日の事がありました

あの日も
わたしのように
突然の病に見舞われた人が
大勢いたに違いないと

ただし、あの日から続いた
何もかもが足りなく
凍える寒さの日々のなか

人に知られることもなく
消えていった命が
幾つあったのだろうと

なんの手当ても受けられず
愛しい人と
死に別れるしかなかった人

どんなに助けたくても
なす術もなく
愛しい人が死に行くのを
見送ることしか
できなかった人

わたし達には知りえない
様々な形の深い悲しみが
幾つあったのか

そんな事などを
たくさん、たくさん考え
震え泣いていました

そして、わたしの中にも
東日本大震災が
再び強烈に
刻み込まれたのです

今もなお
悲しみや苦しみを抱え
必死に人生を歩む全ての人に

一瞬でも
心の平穏が訪れることを
心に光が差し込むことを
願ってやみません


東日本大震災直後に
ギタリストのムーチョさんが
想いを込め作った曲
『Prayer.』

とても厳かで
美しく優しい
わたしの大好きな曲です

心からの感謝と
愛と喜び
そして
平和への祈りをこめて

この曲を

大好きな皆さんへ
必死に人生を生きる
全ての人へ
贈らせてください



最後に
もう1度

皆さんへ

いつもありがとうございます…