はじめまして。
ようこそお越しいただいて、ありがとうございます。
西日本で8000人の文字を鑑定。人生を変えてきた筆跡心理学講師✨チームepeler✨代表の鈴東公美です。
私のブログにお越しいただくのは、圧倒的にフェイスブック経由の方が多いのですが、
未だに「植松聖 高次脳機能障害」で検索して下さる方がおられます。
高次脳機能障害はうちの次女(現在17歳)が小学校2年生の時に交通事故に遭い負ってしまった障害です。
次女に表れた主な高次脳機能障害の特徴としては
1 学習障害
2 記憶障害
3 コミュニケーション障害
がある。と言われてました。
もちろん交通事故に遭った当初は、言葉も出ない。読み書きが出来ない(失語症)
と、いった症状もありました。
他にも先生から言われたのは「些細なことでキレやすくなる」というもの。
先生から教えて頂いた例が衝撃的でしたから、まだよく覚えています。
それは「お兄ちゃんの質問に対して、うまく答えられなかった高次脳機能障害の弟が、傘でお兄ちゃんの目をさしてしまい、失明してしまった」というものでした。
キレると手が付けられなくなる危険性があるそうです。
しかし、幸いなことに次女には「キレる」という症状はなく、どちらかというと「ぼんやりしている」ことの方が多かった気がします。
うちの例は特殊なので、皆さんには当てはまらないかと思うのですが。
様々な事情があり、次女は長女が生んだ赤ちゃんの面倒をみることになります。
リハビリが始まって、ちょうど5年目くらいでした。
いきなり高次脳機能障害の13歳の次女に乳飲み子を預けるなんて、今思えばぞっとしますが、これが功を奏しました。
ミルクの量。お湯の量。ミルクをあげた時間。おむつを替えた時間。
お昼寝の時間。
とにかく全てをメモに取ることを義務にしました。
だって、なんせ記憶障害がありましたから、ミルクをどれだけ何時にあげたのかなんて忘れちゃいます(笑)
子育ての経験のある方でしたらおわかりいただけるかと思いますが、生後何か月かの赤ちゃんは、こちらの都合なんてお構いなしです。
13歳の次女からしたら、いい迷惑ですよね(笑)
でも、毎日毎日、学校に行く代わりに次女は子育てを頑張りました。
そして、その子も今は3歳。愛情いっぱいに育てられ元気に保育園に通っています。
そして、高次脳機能障害の次女は、まったくもって今はその症状はないのです。
乳飲み子を育てるには「記憶」も「学習」も「コミュニケーション」も必要です。
嫌でもなんでも、お腹がすけば泣く赤ちゃんを殺すわけにはいかないので、次女は次女なりに必死だったんだと思います。
さて、植松聖容疑者ですが、まず高次脳機能障害の人があんなにきっちりした手紙が書けるのかなぁって思います。
高次脳機能障害の特徴として、「漢字の形が正しく理解できない」というものがあります。確かに、うちの次女も事故当初は、そういう症状がありました。
例えば「花」
こういう感じになります。
植松容疑者の筆跡からはこういったものは見受けられなかったように思います。
確かに「キレやすくなる」は当てはまるかもしれません。
しかし、彼の場合は大麻などによる薬物の症状なのではないかと思います。
私のような未熟な知識で、高次脳機能障害を語るのは図々しいのですが、一時期、家族みんなで一生懸命に全員で向き合った障害です。
次女にとっても人生を左右した障害でした。
私たち家族にとっては、むしろ有り難い。
意味のある出来事でした。
あの出来事がないと、私は大好きな筆跡心理学には出会ってませんから。
人生には無駄なことなんて何もありませんね。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
またお目にかかれますように。