ではなぜ書かれた文字から書き手の性格がわかるのでしょうか。
それは「書く」という行動の特徴は、他の行動と同じだからです。
例えば、私は自他共に認めるせっかちです。
待ち合わせには30分前に着いていないとイライラしますし、出かける前にも私は支度ができていて家族がまだだとイラッとします。
バスも5分待てませんし、ご飯を食べるスピードも早いし、早口です。
もちろん、こういう人は文字を書くときも同じで「せっかち」な特徴が表れます。
筆跡心理学を学習するときに自分の文字を書いて診断するという課題が出るのですが、自分のせっかちさに笑いましたし「やっぱりかーーー」って感じで、筆跡心理学の的中率に納得しました。
要は、個性やその人らしさというものが軸としてあり、そこから派生するように行動は表れてくるのですが、せっかちな人はせっかちなように行動しますし、控えめな人は控えめなように行動するのです。
貴方の周りにもいませんか?
「あの人は文字に癖があるけど、やっぱり人格にも癖がある」
っていう人。
そりゃそうです。字は、その人の行動、普段どんな風に暮らし何を大切だと思って生きているのかが全て出てきます。言霊という言葉がありますが文字には文霊があると言われる所以です。
せっかちな私は「スピード感」が大切ってことですね。
だから異常犯罪者は同じような特徴の筆跡が見られますし、大成されている社長さん方は、社長さん特有の文字を書かれます。テレビに出られているタレントさんたちも同じです。
オリンピック選手の皆さんも似たような文字の特徴が見られました。
なるほど納得。なのです。
普段からどんな暮らしをし、何を大切だと思って生きているか。
普段の行動・・・歩く。食べる。服を着替える。話す。運転をする。などなど。
そのような行動と文字を書くという行動は同じ。
筆跡診断士は文字を読み解くスキルがあります。
だから、他の行動が読み取れる。大切にしているものがわかる。
ということです。