手紙~親愛なる子供たちへ~ | 奈良天理:ベビーマッサージ:ふれあい遊び:絵本:ひつじの親子

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ママさんパパさん、毎日子育てありがとうございます^^
ベビーから始められるマッサージ、ママのための産後ダンス、ふれあい遊び、絵本が大好きなひつじの親子教室。ママのための、ほっと一息できる教室です。



年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても

どうかそのままの私のことを理解してほしい

私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても

あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても

その結末をどうかさえぎらずにうなずいて欲しい

あなたにせがまれて繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は

いつも同じでも私の心を平和にしてくれた

悲しい事ではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと

励ましのまなざしを向けてほしい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり

お風呂に入るのをいやがるときには思い出して欲しい

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて

いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に

祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ出来なくなるかも知れない

足も衰えて立ち上がる事すら出来なくなったなら

あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように

よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど

私を理解して支えてくれる心だけを持っていて欲しい

きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです

あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように

私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで私が受けた多くの喜びと

あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ
愛する子供たちへ

原作 :不詳 /日本語訳 :角智也/:日本語訳補足詞:樋口了一

以前、介護サポーター養成講座に出ている時に出会った詞です。

実はヘルパーの資格も持っていて、少し経験もあります。

幼子からお年を召された方まで、人という存在が愛おしいのだろうなぁ、と思います。

子育てをさせてもらっていると、親への感謝の気持ちが増したりしませんか?

バタバタしていて、つい後回しになりがちだけれど、親孝行したいときに親はなし、なんて言葉があります。

いろんな家族関係があって、どれがどう、なんて言えないのですが、私自身がこの詞に出会って感じたこと、考えたことをこれからも忘れないようにしたいです。

寿命と、健康年齢は別ですものね。

もちろん。自分自身もそうですし。

どんな日も後悔のないように、日々を過ごせたら私は幸いです。

ひつじの親子が、そんな貴重な皆様の日々に、楽しさの彩りを添える場所となりますように。