こんにちは!で ご財増す!!
院長です。
日本は寒くなる予報。東京に雪が降るとか?!

こんな記事を見つけました。貼付します。

ロタウイルスで足が痛い

ロタウイルス、猛威をふるっていますね。
同じ胃腸炎でも、なぜ冬にロタが流行るのか?というお話しを、先日『免疫のお話会』で説明してきました。
(理由聞きたい人が居たら、コメントしてね。時間がある時に書きます。)

今回は、ロタに感染したハニーちゃんが「足が痛い~~」と大泣きするので、その仕組みを書いてみます。

まず、ウイルスが体内に入ると、粘膜が炎症を起こします。
すると白血球のマクロファージーさんが『サイトカイン』という物質を出します。
それが脳の中枢神経に作用して発熱します。
発熱すると、免疫チームが活性化して連携してウイルスをやっつけるんだよ。
だから熱を下げてはもったいないー。
って、いつも勉強会でお話ししていますよね。

で、こっからが本題。

じゃあ『サイトカイン』ってなぁに?
というのが、今回のテーマです。

「サイトカイン(cytokine) とは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、標的細胞は特定されない情報伝達をするものをいう。 多くの種類があるが特に免疫、炎症に関係したものが多い。 また細胞の増殖、分化、細胞死、あるいは創傷治癒などに関係するものがある。」

とWiki先生が仰るとおり、『情報伝達物質』であるタンパク質です。
ホルモンと似た作用だけど、タンパク質なんですよね。

で、このサイトカインには、実は血管を広げる作用もあり、それにより大量の血液が流れるのです。
感染症に対抗しているんだから、理にかなってる。
はい、大量に血液が流れれば、そりゃ頭痛や関節痛が起きますって!

だから、足が痛くなる。

あ、インフルエンザも一緒ね。

もうちょい掘り下げます。

この『サイトカイン』には何種類かありまして、抗ウイルスには『インターフェロン』と言うサイトカインが放出されます。

『ん?インターフェロン、聞いたことあるぞ』という貴方、そうです。肝炎治療や抗がん剤として使われているお薬です。

では、インターフェロンの添付文書を見てみましょう。

副作用のところに、「発熱」「食欲不振」「頭痛」「関節痛」と書いてあります。

ということで、ウイルス感染した時の関節痛は、身体の正しい防衛反応なのです。
ウイルスさんを制覇したら、消えてゆきます。

このサイトカインも、炎症性、抗炎症性がありますし、たくさん出れば良いと言うわけではないの。
全てはバランスです。

しかし、あれだよね。
皆さんにお話ししている時は、「お子さんの自然治癒力を信じて、見守りましょう。」なんて言ってるけど、いざムスメが辛そうにしている姿を見ているのは可哀想で何かしてあげたくなる。
ついつい辛そうにしているハニーちゃんに、
「ロタワクチン打ちに行く?」
と聞いたら、思いっきりグーパンチされちゃいました(^_^;)


院長は ワクチン注射しないでね。っていつも言ってます。

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