2012年4月3日(火)。
下野由貴、14歳の生誕祭が行われました。
誕生日から一日遅れの生誕祭です。
下野の最初の印象は、「大人しい子」。
自己主張はせず、他のメンバーに比べて控えめなタイプ。
特に同い年の村重杏奈とは、真逆な印象でした。
レッスン開始当初はそんな印象ではありましたが、
劇場公演を日々行うにつれ、下野に対する印象が徐々に変わっていきます。
今では、下野由貴の印象は?
と聞かれれば、僕はこう答えます。
下野由貴は、HKT48で1・2を争う程のド根性娘です。
チームH発足前、下野のユニット曲は「この胸のバーコード」。
パフォーマンス力を向上させるべく、ひたすら自主練を繰り返しました。
指定の集合時間よりも早くレッスン場に集まり、自主練。
またある日は休み返上で、自主練。
もっともっと良いパフォーマンスを披露するために、
どのユニット曲メンバーよりもレッスンを重ねます。
また、下野は弱音を吐きません。
どんなに体が痛くても、痛いという素振りを見せません。
どんなに体調が悪くても、劇場公演を休演することはありません。
当時13歳とは思えないくらい、たくましく、心強く、頼りになる存在。
そんな、下野が生誕祭で涙を流したのです。
進行役の若田部遥が突如ケーキの下から封筒を取り出します。
それは下野にとって、見覚えのある封筒でした…。
人前に出ることが苦手だったはずの子が、
HKT48のメンバーとしてステージに立っていることの驚き。
そして、弱音を吐かない姿にたくましくなったことへの喜び。
それは母からの手紙でした。
娘を思う母からの手紙に、涙がこぼれ落ちます。
「家では結構強く当たったりするのですけど、こうやって…。」
感謝の気持ちが、涙でなかなか言葉に出来ません。
会場からもすすり泣く声が響きます。
「みんながいたから、私はここまで来ることが出来ました。本当にありがとう…。」
下野は涙をこらえて、感謝の気持ちを伝えることが出来ました。
下野、14歳の誕生日おめでとう!
14歳という一年間が素敵なものとなりますように…。