#143「支え」 | HOLYCLOCK 龍太朗 official blog「Untitled document」

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皆様へ。

先日のブログ、予想を遥かに上回る拡散で本当に感謝しています。

いつも助けてくれる友人や関係者の方々、先輩や後輩、中にはTVでお見かけするアーティストさんにまでTwitterでリツイートして頂きました。

もちろん厳しい意見もあります。
それも真摯に受け止めたいと思っています。

ただ、俺のことを全く知らなかった方が共感を覚えてくださって、協力しようと思ってくださることが本当に本当に心打たれました。

以前にも書きましたが、俺より辛い方なんて沢山いると思います。
別に「俺を見習って頑張れ」なんておこがましい考えは微塵もないですし、一人一人が自分の境遇の中で生きる為に必死なことも感じています。

この歳まで生きてこれただけでも幸せなことなんだと感じるし、こうして支えてくれる、見ず知らずの化粧して歌を歌ってる俺に協力してくれる人がいるなんて、これ以上ない幸せだと思う。

父や母を恨んでいた時期も当然あったし、普通に家族が揃ってて一緒に遊んでても「お母さんがご飯作って待ってるから帰るね」という友達が憎い時期もあったことはあった。

捻くれたガキはクラス替えで新しい担任に嫌われたりもしたよ。

「大人も子供も関係なく同じレールに並べて自分の価値観で善悪や価値、優劣をつけるところがあるから、もっとみんなを見習って子供らしさを育め」

みたいなことも言われた。

今ならなんとなく理解できるけど、当時は知らない大人にでも媚びないとご飯食べれなかったんだよ。

常にイライラしてたら、いつの間にかイライラも悲観もなくなってた時期もあった。

一部の人には俺の生い立ちを話したこともある。大体言われるのが「よくグレなかったな」って。

グレるほど勇気も余裕もなかったとしか言いようがないけど(苦笑)

今は全てに感謝してます。
俺は俺にしか手に入れられなかった主観や価値観を手に入れることができたから。

そして、母に。
謝りたいと思う。

母探しに別の手段を選ばなかったのは、この経験が音楽をやるきっかけになったから。

それは俺の我儘だけど。

誕生日にワンマンライブをみんなの支えでできることの幸せを、そして産んでくれたことに対する感謝。

まだまだ大したことない人間だけど、歌で伝えれたら、全て昇華できると思う。

そうすればまた新しい扉に手を掛けれると思うから。

協力してくださった皆様、本当に本当にありがとうございます。