ネタバレあります!
まだご覧になられていない方は、ご退散を......
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なんだか上目線かもしれない私の感想。
何様だよってね....ご了承下さい。





後遺症で苦しい......ってくらい良かったです。


本当に久しぶりにこんな素晴らしい映画を観ました。


期待以上のものを観させていただきました。
点数でいうなら120点です。




俳優部←分かる方には分かります(笑)
文句なしのperfect!!!



岡田准一さん→不器用な感じを出しつつも、本を守る、郁ちゃんを守りたい気持ちがしっかり伝わってきた演技でした。そして、男らしさが満載でした!



榮倉奈々さん→教官が気になる乙女な感じ、本を守る真剣さ、郁ちゃんってこういう子か~ってすっぽり納得しました。堂上教官へ伝えたいこと、本を守りたいこと、そういった気持ちが溢れでて止まらない感じが、もう何も言えないです!



田中圭さん→堂上との信頼関係が言葉に出さずともきっちり出てました!『やるぅ~』の場面、最高!笑って話してるときと戦闘シーンのギャップが素晴らしいです。



栗山千明さん→『あんたってホントに馬鹿ね』の台詞、それぞれのシーンで意味が違ってきて、気持ちの使い分け?のようなものが上手な方でした。郁ちゃんの気持ちを汲み取って、アドバイスするシーンは二人の友情が滲み出ていました。相手の気持ちを理解して、一番優しい存在だなと思います。



福士蒼さん→郁とのタッグが良い!お互いに気をつけてと言うシーンが、心から郁を気にかけている表現でした。また、兄との確執があり、最後のシーンで、やっと兄に勝てるっていう顔の表情....何とも言えなかった!演技下手とか言いますが、今回は良かったです~



松坂桃李さん→梅ちゃん先生で初めて演技を拝見し、ものすっごく成長されたなと感じました。今回は悪役ですが、悲しい気持ちを少し持ってんのかな~と感じたシーンがありました。特に車に乗ってるシーンは繊細な顔の表情だったな~と印象的です。




石坂浩二さん→戦闘が始まったのは自分のせいだという仁科司令の苦悩が、垣間見えましたが、それでも好きな本を読む自由を求めて、懸命に生きてきたのだと感じました。普段、穏やかなのに感情が爆発するシーンだったり、手塚兄とのシーンで最初は笑ってたのにいきなり表情が変わるシーンだったり!空気を変えました....さすがベテランです。



橋本じゅんさん→玄田隊長~!『ワハハハハハ~』って豪快に笑う感じが和みました。銃乱射シーンで、もうやめろー!ってなりふり構わず打つシーンは、私自身もうやめてっていう気持ちに入り込んじゃって涙が出ました。そして、最後の司令である、『生きろ』という言葉が深く胸に突き刺さりました。



西田尚美さん→マキさん!唯一、検閲対象の本を赤字覚悟で出す新世相の記者!図書隊を見守ってサポートして真実を世に送り出す姿が、守るよっていう雰囲気を出していたように感じます。



相島一之さん→良化隊隊長....悪役~本当に嫌いになりそうでした(笑)それほどなりきってました。水戸図書館での攻撃通告?の際、玄田隊長に嫌みを言うシーンが何気に人間らしかったです。最後の負けた?シーンはこの人にもし家族がいたら、家族はこの人に対して、どう接するんだろうって思いました。



テイ龍進さん→今回すみませんが役名が分からず(笑)何かと玄田隊長の後ろに立ち、特に攻撃通告?の際、玄田隊長がササッとテイさんに紙を渡すシーンはちょっと笑えました。



阿部丈二さん→新世相のカメラマン!水戸図書館での酷い戦いを取材して、良化隊から撮影を止められた際、『なんで!?』っていうシーン、涙がうるうるしました。なんでに続く言葉は沢山あると思いますが、それが全部なんで!?に詰まってると思います。そんな思いが溢れている演技でした。




途中から、戦争映画みたいだったよな~という声が、上映後、聞こえてきました。



私は、今回、平和の大切さを表していたシーンがあったように思います。


図書隊はあくまでも防衛のためですが、
郁ちゃんが銃を撃って、はっ!となったシーンのように、
倒される側にも倒す側にも、家族や友達、大切な人がいるはずです。
自分の命を捧げて、戦う裏には
心配して待つ人もいるってことが分かりました。


図書館戦争では、本を守るために戦いますが、現実に置き換えると、世界で戦争が実際にある今、考えさせられる事が多かったです。



また、水戸図書館で二人が図書隊とはぐれ、合流するまで隠れるシーンで、死を覚悟したような二人の台詞。
胸が締め付けられました。




そして、教官が殴られたり蹴られたりしている郁ちゃんを助けて、結局は撃たれてしまうシーンと、教官の想いを乗せてとにかく走る郁ちゃんのシーンは、
観てるだけで、苦しくて辛かったです。




ちなみに、この映画では、邦画史上初のドルビーサラウンド7.1が使用されているとWikipediaで書かれてありました!


ドルビーサラウンド7.1とは、スクリーン上のアクションと良く合う映画音響で、映画体験を向上させるように開発された音声だそうです。
(どっかのサイト出典です....)


観ている側も実際にその場にいるような感覚で観れました!








最後に、受験勉強をしている中、何になりたいんだろう、何のために勉強しているんだろう、そんな疑問の中で勉強をしていました。


今回、この映画を観て、やはり私は、このような人を感動させられる女優さんや俳優さんのサポートがしたい、このような素晴らしい映画やドラマに携わりたい、と心から思いました。



高校までは、親が望むようなレールにのせられて、なんとなく部活も進路もやって来ました。



今回、マスコミ関係のお仕事を目指す進路を反対されていますが、私自身、親が望む公務員などの安定した職業に心が揺れます。でも、私にはその職業についても何も意味が無いんだと、気付きました。



例え、将来、マスコミ関係のお仕事に就けなかったとしても、初めて自分のやりたいことを追いかけられた。それだけで後悔しないと思うんです。




勉強、頑張るぞ~!!!!!



自分にとっての最高の作品に出会えることは滅多にありません。
このような素晴らしい作品に出逢えたこと、感謝します。









                                                            Shiori